休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

TVで 「スペインの庭の夜」など

3/8(日) NHKEテレ
   (音楽鑑賞というより日記系です)
2014年12月17日?  N響定期公演(サントリー・ホール)を鑑賞
ドビュッシー作曲、ラヴェル編曲(1920頃) : 「サラバンド」、「舞曲」
  この2曲の編曲、知らなかった。忘れただけかな。いやー知らない。
  素敵じゃないですか! そりゃモトがいいのは勿論だろうが、何ともカラフ
  ル。特に「舞曲」のほう。
ファリャ : 交響的印象「スペインの庭の夜」(1915)
  40曲もコンチェルトをマスターしているという中国出身の女流ピアニスト。
  このピアニストが弾いたことがなくてやってみたいという希望で、デュトワ
  さんがこの定期演奏会の内容を立案したそうな。
  若いユジャ・ワンさん、腕太!粒のそろった強靭なタッチ・・・
  どちらかというと派手さのない曲だけどな、雰囲気グッド。デュトワさんだ
  からそう思ってしまうのか、N響も棒によくついて行って、重くならないシャ
  キッとした素敵な音。
 (休憩)
ラヴェル 「ピアノ協奏曲」
  ファリャだけじゃ物足りないからってんで、ラヴェルまで弾いちゃう。おお、
  衣装が換った!黄緑色から黄色へ。この曲は彼女としては日本でのコン
  クール以来で、13年ぶりなんだって。
  テクニックはあってもそれをひけらかす感じはない。ここではムードに拘る
  よりはストレートな印象。でも初々しい。まあ、曲がいいからね、いじり倒
  す必要もない。オケの管、みなよかった。
ストラヴィンスキー 組曲火の鳥(演奏会用組曲 1919年版)
  人気のある曲で締める。これは編成がかなり大きなヤツなんだ。ホントは
  全曲版が聴きたいんだけどね、文句は言うまい。この版だとぶつ切りでな
  いのでゆったり聴ける。デュトワさんのメリハリが利いたテンポもとても手
  馴れている。
ぜんぜん行けないもんだから、少しでもコンサートの雰囲気を味わいたい気
持ちで、久々にTVにかぶりつき。好きな曲ばかりだったし・・・。
たまたまPCを前にしていたので、メモしてみた。
デュトワさん髪染めてらっしゃるんだね。それに、なにか細工しておられるの
かな。ヘア・スタイルひどかったですぞ。
 
この後、ユジャ・ワンさんのピアノ・リサイタルから、というのをやっていた。
(2013年4月17日 トッパンホール)
スクリャービン:「幻想ソナタ嬰ト短調 作品19
  どうもこの手のものになると、ちゃんと聴いておれないのです。テレビつけ
  たままにしてましたが、音量を下げ、ちゃんと聴かず。スンマセン。
  一言だけ・・・
  コンチェルトの時よりは力んでおらず、いい感じだったが、精神性とか女性
  ぽさとか繊細さとかにはあまりこだわりがないように感じたのね。そういう
  場合日本人はとかくエラそうに‘批判的~否定的に見る’傾向にあるんだ
  よね。今はどうかな、そういうのこの頃読まないから知らないけど。このピ
  アニスト、アメリカに住む86歳の老先生(≒伝統?)に教わっているそうだ
  けれど、なんだか古いヨーロッパからはもう感性的には自由になっている
  気がして、ある意味爽快だった。きっとアルゲリッチとくらべられたりするん
  だろうなあ。
  もっとも、これが中国人だから云々と話が向かうと、また厄介なんだけどさ。
  半端な『期間』であるところの「クラシック」あるいは「クラシック音楽」という
  言葉の意味の重みのなさ・・・
 
おやすみなさい。
イメージ 1