休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

(Kさんと本のこと)

1/24(土)
(Kさんと本のこと)
アルバイトの職場(コミセン)の先輩Kさんと年末に本の貸し借りをやった。
前にも書いた。
ワタシが借りたのは2冊で、奥田英朗の「ナオミとカナコ」、百田尚樹の「海
賊と呼ばれた男」。
ワタシが貸したのは、百田尚樹を借りる直前にちょうど読み終えた三浦しを
ん「神去なあなあ日常」。
「神去・・・」をKさん、読了できなかった(≒しなかった)らしい。
それでどうやらわかってきたのは、Kさん、ファンタジーや超常現象、それと
偶然が重なる都合のよさにはどうも我慢ができないタチらしいということ。
「神去・・・」だって、お仕事小説なんだが、かく言うワタシも抵抗感を覚えず
にはおれなかった‘神様のいたずら’としか言いようのない話が出て来る。
神隠し。これに十中八九、引っかかったんじゃないか。ワタシはここが妙に
浮いていて説明がつかないまま先へ進んでしまったのに、けっこう不満だっ
たものの、呑みこんで、ともあれ先へ進んで行けたんだが、Kさんは先へ進
むわけにはいかなくなっちゃった・・・(ではないかと想像する)。
「ナオミとカナコ」では、ヤバいところで彼女たちは何度かえらくラッキーに助
けられる。
きっとこの辺!
この手に引っかかって固まってしまうことからすると、小説を読む時には相当
ジャンルや作家を選ぶことになってしまうだろうなあ。
こりゃたいへん。
「ラッキーや理屈で説明できないところが結構出て来るので、超売れっ子の
東野圭吾もダメなんですよ」と言っていたことがあった。
ファンタジーがダメ、超常現象がダメ。だから多分ファンタジー系のSF系もだ
めだろうな。とすると、理詰めのミステリー、実録やそれに近いものしかない
んじゃないか・・・。その点「海賊・・・」は、実際は空想を膨らませたものだけ
れど、あくまで「実録」の感じを崩さずに描ききっている。Kさんには大推薦の
作品となった。しみじみ系の時代物は読んでおられたなあ。そっちはいいの
か。映画ではSFものも観るそうな。
うーん。
どうでもいいことなんだけど・・・他愛もない話はこれからもするわけで、この
先の小説に関する会話は、若干注意が必要ということになるか。ハハ。
今朝の新聞の付録に、野球関係の小説の紹介(どこかの本屋の店員が紹
介者。「再読」と謳ってある、少し前の作品数点)があった。
もう少しKさんのことを紹介すると、ナショナリストの度合いがやや強い。礼
儀に厳しく、口調もきつめなことが多い。かつてのメインのお仕事場は証券
会社。あのパントマイムみたいなことをやる人(トレーダーっていうのかな)も
やっていたという。
ところが仕事以外ではもともと陸上の中距離をやっていて、大阪府の選手と
して実績もそこそこあったアスリートだったKさん、スポーツはたいてい好き
で、中でも野球が大好き。ワタシより5つばかりも年上だが(これが若く見え
る!)、私設のソフトボールチームの監督を長く続けている。ソフトボール
話はよく聞かされる。
だもので、記事を切り取って、持って行ってあげようかなと、ちょっと考えた。
この中にはワタシの読んだことのあるものはなく、作家としてはロバート・B・
パーカーがダブっているが、作品は重なっていない。ワクワク感を中心に集
めてあるよう。キンセラのもの(ノスタルジックな野球モノ)は勿論入ってい
ない。「シューレス・ジョー」みたいなのが入っていては、Kさんとしてはお
そらくダメなはずだしね。
さて、どんなものだろう。
おせっかい? (多分ね)
ドジャース、ブルックリンに還る」、赤瀬川隼の短編集、ロスワイラーだった
かの「赤毛のサウスポー」などをさっと思い出した。
ミステリー系もそういや、いくつかあったなあ。パーカーのものは思い出さず。
赤毛のサウスポー」、こりゃオモロかったがKさん、怒るかもね。
今日はとばす気でしたが、書きはじめたらだらだら長くなっちゃって、、、せっ
かくだからアップ・・・