休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『ハンナ・アーレント』

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20141204(了)
マルガレーテ・フォン・トロッタ監督/映画『ハンナ・アーレント
  HANNAH ARENDT
  バルバラ・スコヴァ/アクセル・ミルベルク/ジャネット・マクティーア/
  ユリア・イェンチ/ウルリッヒ・ノエテン
  音楽:アンドレ・メルゲンターラー
  2012年/独・ルクセンブルグ・仏映/114分/DVD/レンタル
  <★★☆>
 

1960年にモサドに捕まったA・アイヒマンの裁判を、イスラエルまで傍聴しに行った
著名な女性哲学者のお話。
彼女はドイツ系ユダヤ人で、ナチ協力者と言われたこともあるハイデガーとは教え
子以上の関係があったと思しい。ナチのフランスの収容所にいた経験もある。
1960年当時はパートナーとアメリカ/ニューヨークに住んで大学で教えている。いい
パートナーや友人に恵まれ学生の人気も高い。思うところあって、出版社の依頼を
受けて、イスラエルに行く。彼女の傍聴の記事は難産をするが、出るや猛烈な反
響を呼ぶことになる。果たしてどんな内容になったのであろうか・・・ という感じ。
裁判のシーンは、実際の記録映像をうまく嵌め込んでいる。裁判の雰囲気やアイヒ
マンの喋りや表情など、非常に生々しい。
落ち着いた映画で、ほとんど‘芸がない’と言ってもいいくらい生真面目。
そしてこの哲学者の結論は、非常にわかりやすく表現されている。むしろそれが、
わかりやすくなり過ぎてつまらないと思うくらい。だから説得力はあった。
あったんだけれど・・・ と、これ以上は止めときます。
特徴的だったことの一つに、この哲学者を含め、主にユダヤ系の人々がタバコを、
まるで煙突のように喫うというのがある。ワタシが禁煙してから長いというのとは
無関係だね。彼女なんかありゃ喫い過ぎだ。喫ってないシーンはほとんどなかっ
たんじゃないか。講義中でも喫うんだ、灰皿なんかちゃんとおいてある。
中国人が昔のニュース映像なんかで悉く喫煙しているのを想い出した。
ともあれ極端だなぁと思ったんで書いてみた。事実なのかもしれないね。あらゆる
部屋、高尚な書籍類など、みんなタバコのにおいが沁みついていたことになる。い
ささか興ざめ。
良心的で立派な映画であることは確かなんで、点数低すぎたかもしれないけれど、
独断で点数つけているんだから、許してもらいましょう。
アイヒマンの逮捕/裁判などのニュースは、子供だったけれど新聞などで大騒ぎし
ていたのをうっすら覚えてます。こんな切実な感覚は勿論なし。教会にまだ行って
いたころのはずだが、これが話題になった記憶はない。関係がある事柄とすれば、
あのころは巨大な聖書系映画『ベン・ハー』がお気に入りでしたっけ。
音楽は、知らない方。悪くなかったです。