モントリオールの歴史学者が迎える死を描く。 |
1986年の『アメリカ帝国の滅亡(フランス語版)』の続編的意味合いで撮られ |
た作品とある。そっちは観ていない。 |
2003年度のオスカーの外国語映画賞受賞作。 |
その妻に頼まれ、ビジネスマンとして成功している息子が、死んでゆく父親 |
の環境を万全にしようと奔走。 |
結果、はせ参じた友人たちその他に囲まれるほか、これ以上ない環境が整 |
えられる。 |
頑固者で酒癖や女癖が悪かった先生の取り巻きはなかなかさばけた教養人 |
が多く、思い出話などの会話は高尚で辛辣でかつ下品。 |
麻薬まで使用することになったりするので、とてもじゃないが‘並み’とはいい |
難い環境。 |
それは、どう死を迎えるかという眼目についてもそう(並み)なのかどうか。 |
どう贅沢をしようと死は死であって、公平なはずだろう。 |
果たして・・・ というわけですが、それをここで書いてしまうわけにはいかない |
ので、ご勘弁。 |
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コメディー扱いなのね。そうですかねえ。アイロニーはしこたまぶち込んである |
とは思うが、、、ワタシ、教養ないんだろうなあ、よく理解できたとは言いにくい。 |
つけた星の数のとおりです。いや、少し甘いかも。 |
付け加えると、ワタシャ、『愛、アムール』はインパクトが強烈で正直きつかっ |
たし、ああいう映画はもう観たくないと思ったけれど、こっちのは全く切り口が |
違っていて、観たいとか観たくないとかを考えずに済んだ。 |
死に対する感じ方、考え方はこれからだって、何度も何度も変わっていくのは |
間違いないんで、、、この映画記憶に残るかな、、、残らないような気がするな。 |
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音楽は知らない名前。一部でP・グラスのような音が聴かれた。おおむねちょっ |
と浮いた感じのもので、評価できない。気にする人もいないでしょうが。 |