11/6(木) |
|
昨夜、カナリヤのフクが死んだ。 |
夕刻には鳴いていたような気もする。唐突だなあ、小鳥の死は。 |
近所から褒められるといったら、このカナリヤの声ぐらいだったの |
になあ。 |
メモを遡ると、2009年9月に店をたたむために‘処分品’としてカミ |
サンが安く買ってきたとある。いつ生まれたかは聞いていないが、 |
すでに成鳥ながら歌はうまくない、「ぼわーっと輪郭がぼやけて |
見えるほど色(黄色)の薄いコです」などとも書いている。 |
その年かその前の年の生まれだろう。とすると5歳か6歳というと |
ころだったので、むしろ短命だったのかも。いや、こんなものなの |
かな。 |
|
オフクロが用意してくれた半紙にくるみ、白いカーネーションを添 |
えて、近所のM公園のだれも入り込まないだろうと思われるとこ |
ろにさっき埋めてきた。 |
白いカーネーションなんて用意がいいみたいだが、この日曜日に |
教会で、最近逝った方を偲ぶような会があって、そこで頂いたも |
のを花瓶にいくつか生けていて、その中から一輪をくれた。 |
(そんな花は縁起でもないけれど、もったいないから、ウチのピン |
ク色の薔薇を加えて生けたとわざわざ断っていたんだった。興味 |
は全くないが、思い出した。) |
木切れに名前と昨日の日付だけを書いて碑にした。 |
そこいらじゅうにあるドングリもちょっとかき集めて・・・ |
埋めていると、近所の幼稚園児が20人ばかり、3人の先生に付き |
添われて、ワタシの下の方をわいわいと通りかかり、すぐ先の広 |
いところでお弁当を広げようとしていた。 |
もう蚊が出ないのでいいよね。小さいスコップ一丁だけを持って、 |
彼らの中を通るようにして帰ってきた。 |
|
いつもカナリア(フク)の動静を気にしていた、隣の籠のインコがち |
ょっと寂しそうに見える。感情移入に意味はないのかもしれないが、 |
小鳥同士としての何らかの気にし合いのようなものは確かにあっ |
たと思える瞬間は目にしてきていた。もしカミサンかオフクロが買 |
わないのか(≒飼わないのか)と尋ねるようなら、、、考える。 |