休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ジュピター/悲愴

10/20(月)
 
・昨日のテレビ;
  モーツアルト交響曲 第41番(ジュピター)
  チャイコフスキー交響曲 第6番(悲愴)
    ヘルベルト・ブロムシュテット指揮/NHK交響楽団
多分9月末ごろの演奏会(9/27定期)。
ジュピターはそんなにブッ飛ばしてなかったな。あまりにまともで、まあもともと
好きでない曲なんで、しょうがないけれど、面白くも楽しくもなかった。
悲愴のほうももちろん楷書風なものながら、こちらは、ああそれでいいんだと思
わせるもの。終楽章がへこむので、古典「的」と言えるかどうかはよくはわから
ないけれど、情緒的になるのを極力抑え(指揮者の表情はあくまでにこにこ穏
やか)形式的にはきっちりとまとまった感じに聞こえたんで古典的じゃない?
音楽の完成度がとても高くって、指揮者が感情的にならなくても、十分に来ま
したね。まあオケのノリは大きい要因だったでしょうが。
 (★★★☆)
 
昔聴いたショルティ/シカゴ響の悲愴、いたって真面目なもので、妙に気に入っ
たことがあって、それに何やら似ていると思った。(もらった試聴盤)
シカゴ響でも、もっと前のF・ライナーのもの(LPは中学のころに買った)でずっと
聴いてきていて(ホントによく聴いた!)、これが結果的に非常に良くてその
後の「悲愴」観の方向性が決まっちゃったようなもの。
若干アンサンブルは荒目な感じだけれど、オケの威力、音楽の推進力がものす
ごく、第4楽章は十分に悲しかった。
同じシカゴ響というので、ライナーの線をショルティにも期待するところがあった
んだけれど、書いたようにそうじゃなくて、アンサンブルも良く、きちっとした演奏
だった。しかも第4楽章の悲しみが素晴らしかった!(これ、よく覚えているんで
す、なぜか。) だから、これはこれでよかったのでした。
 
同時間帯に、カラーで見る昔の東京といった感じの番組をやってました。ちらっ
と観たんだけれど(もっと観ていたい気もしたんだけれど)、、、結果的にほとん
どコンサートのほうばかり観てしまいました。

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