(1) ジャズっぽいところも少しは感じられるかな。といっても、サキソフォン・カル |
テットの魅力全開といった音に満ちている。⑦⑧に打楽器。 |
12分ちょっとの絶好のコンサート・ピース。コリア、すごい。 |
楽しい。 |
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(2)メインに据えられている感じのこの4曲は、他のサキソフォン・カルテットの |
アルバムでも聴いたことがある。去年だったかな。 |
ちょっと苦手感から逃げられないナイマンだが、これはなんとか大丈夫だったと |
書いた記憶がある。それは変わらない。 |
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(3)アイスランドの神話に関係したオペラがどうのこうのとあるが、つまるところ |
これはミニマルだよね。 |
ベースのリズムはタンバリンが規則正しく叩かれっぱなし(8分音符のビート)。 |
それに様々なリズムがまとわりつく。 |
なかなかたのしい。 |
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(4)これもミニマルみたいだけれど、バリトン・サックスが前面に出て、踊る、踊 |
る、踊る。ドラムスという感じのリズムもいい。 |
これも楽しい。 |
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(5)マイルス・デイヴィスに捧げられているそうな。能書がいろいろ書いてあるが、 |
これはずばりジャズのディオム。後半はキーボードを駆使して神秘的な雰囲気 |
を醸し出し、リズムセクションやビブラフォン等の打楽器やサックスをどんどん加 |
えて盛り上げていく。 |
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通してみると(2)~(4)はミニマル系で、ワタシの好みはというと、(1)と(5)、 |
つまりミニマルを除いたものということになってしまう。それぞれジャズのニュ |
アンスが濃いものですね。 |
もう少し緩く表現すれば、(2)以外は楽しく聴けました。 |
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