休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

癌の早期発見は「いいこと」・・・

8/19(火)
・(朝刊)哲学者木田元のことが天声人語に。
そういや、昨日8/18には追悼文が載っていた。
そして8/16に感想文をアップした山田風太郎「警視庁草子」の解説の一篇に、
この先生の文も載っていたんでした。
「亡びゆくものへの郷愁」というタイトルだった。
このときの解説の西義之さんの活動範囲が広いのに驚いたんですが、木田先
生もご同様で、哲学では当然とはいえ恐ろしく守備範囲の広い方だったのです
な。これは文学評論系の顔と歴史学者系の顔でしたかね。
・8/16のETVでの音楽鑑賞、気に入ったもの思い出した。
 ○猿谷敏郎/交響詩『浄闇の祈り2673』    高関健指揮/N響
 4楽章ほどある管弦楽曲で、タイトルからすると宗教的なニュアンスですか。
 不協和音ながらきれいに聞こえるという現代音楽で、なじみのあるタイプの音
 色が耳に心地よく、もう一度ちゃんと聞きたい感じ。小さいテレビの音ではさす
 がに物足りない。
 これだけ聴けたが、他にも2曲あって、何かの賞(尾高賞?)を取った3作品の
 コンサートらしかった。細川や権田という有名作曲家の名が見えたように思う。
 まだソフトは出ていないんだろうな。
クマゼミの鳴き声音の厚み、うんと減った。
新しいセミガラも見かけないから、これで終わりだとわかる。
午後から夕方にかけてのアブラゼミはなかなかうるさいが、こっちのセミガラ
も、もう新のはほとんど見つからない。
ツクツクボウシが少し、、、遅くない?
 (夕刻、とうとうひと声、聞こえた。)
・エボラの隔離施設を襲ったやつらがいて、彼らが逃走して捕まっていない!
リベリアのほうの話ね。
ヤバイよ、これ。広がっちまうかも。
  (問題は貧困や教育だと言うは易しいが、結局のところ、自然環境や肉体
  環境の変化が急激であったこと、社会環境や脳内環境の変化と言っても
  いい、それが浅はかな犯罪に向かわせてしまうんでしょうかねえ。)
さてさて、ウイルスは彼らとともに出て行ったんだろうか、封じ込めは出来る
んだろうか。
・窓は全部網戸をしていて、熱い風が緩く通ってゆく午後。
カナリアとインコの籠の蓋はよく開け放しておくのですが、彼らは実家に来て
からは全く外へ出ようとしない。8か月はたっている。わけがわからん。
なにも今日だけのことじゃないんですよ。
なんでかな。
名古屋にいる間は、家じゅうとまでは行かないが、あちこち探検してましたけ
ねえ。
糞害が大変だったろうって?いやそれがそうでもなく、インコのほうの好きな
止まり木(に当たるもの)の下に新聞紙をあてがっておくだけでよかった。
 (このインコは死んだ片割れに常に引率されていて、自主性がまるでなか
  ったということだったのかもしれない。ついに手乗りにはならなかった。)
カナリアのほうは時々お散歩に出るには出たが、帰り道がわからなくなった
という感じで、部屋の隅にじっとうずくまっていたことがあります。籠の外では
あまり糞はしてなかった。
小鳥特有の寄生虫~微生物がいて、その中には人間にとって有毒なものも
あるらしいことは、ぼんやり知っていますが、幸いなことに、オバカなワタシと
カミサンに異常が出来したことはない。(いや、出てるのかも・・・)
こっちでは、まだまだ生きる意欲まんまんのオフクロだけは、そのことをちゃ
んと気にしてます。
・(朝刊)血液検査で、ガンがわかるようになりそうなんだって!
自由気ままに野垂れ死に・・・でいいならば、こうすればいいよ、という池田清
彦先生の示してくれた方向性とは、(後日感想文アップの本です)恥ずかしく
も違いがありますが、なに、ワタシ、それを実践するとかできるとか思ってい
るわけではありませんので・・・(言い訳してしまっているのも恥ずかしい)
で、ですな、、、
採血1回で13種の癌や認知症を見つけちまおうという検査技術の開発に着
手、って、まだできたわけじゃないんだろうが、2018年には完成させて診断
に活用しようというんだって。
産業技術総合開発機構(NEDO)、国立がん研究センター東レ・・・
各癌や認知症で、マイクロRNAに違いが出て来るのでわかるんだとか。
あと4年か。ホンマにできたらすごい・・・。
13種の癌というのは日本人に多いもので、胃・食道・肺・肝臓・胆道・膵臓
大腸・卵巣・前立腺・膀胱・乳・肉腫・脳腫瘍。
でも、ある程度進行しないと検出できなかった‘これまで’に比べて、早い段
階で見つけられるようになるって、どういう早さなんだろうな。早い段階すぎ
て困るなんてことにならないの?
ま、心配してもしゃーないか。
 
 
8/20(水)
・3日間、カミサンの出勤に合わせた起床や準備ができ、ほっとしているとこ
ろ。
約2時間近く遅れて起き出してきたオフクロの、腰を曲げてよろよろした歩き
方、小さくなった後ろ姿を見ると、正直に言えば、これが疲れる。まだ介護ら
しいことだってほとんどしてないくせしてね。(だからかもしれん)
外で、相当な高齢者が気丈に佇んでいる、ふるまっている、のを見かけると、
不思議と優しい気持ちが湧いてきたりするもんだけれど、自分チではそうも
いかないのが不思議。そのことは結構哀しい。