休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『ローン・レンジャー』

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20140802(了)
G・ヴァービンスキー/映画『ローン・レンジャー
  ジョニー・デップ/アーミー・ハマー/トム・ウィルキンソン/
  ウィリアム・フィクトナー/バリー・ペッパー/
  ヘレナ・ボナム・カーター/ジェームズ・バッジ・デイル
  ルース・ウィルソン
  音楽;ハンス・ジマー
  2013年/米映/149分/DVD/レンタル
  <★★★>
 

さいころにテレビで少し観たことのあるあの「ローン・レンジャー」の単な
るリメイクではつまらんと思ったものだから、今まで敬遠してきたけれど、
意外に面白いという意見をたまたま読んで、借りてみた。
パイレーツ・オブ・カリビアン」のスタッフで作ったものというだけのことは
あって、雰囲気感が似通い、ジョニー・デップのキャラクターなどはそっく
りじゃない? (吹き替えのせいかなぁ) シルバーという馬すらも、レンジャ
ーのほうじゃなく、デップのキャラと同化している。
ロッシーニの「ウィリアム・テル序曲」のようなノリの良さやスピード感は、
この音楽を使ったにしてはない。といって、残念ながら、というニュアンス
でもない。少々間延びした感じで、きびきび感の乏しい演出、編集だった
かもしれないものの、案外意図的なもんでしょう。
2時間半近いのは長すぎだとは思うものの、そのマンガっぽくおっとり(や
きもき)した進み具合は案外スペクタクルの王道で、アレンジを利かせユ
ーモア(らしきもの)をいろいろ盛り込んでいる。決して悪くないじゃないか。
どんなもんでしょ。(ちょっと甘いか)
オバカな役のB・ペッパーはイマイチでしたが、代わりにW・フィクトナーが
へんな悪役にちゃんと嵌って演じてました。
米国では興行成績が期待外れだったらしい。製作費がかさんだかして、
それに釣り合わなかったんだろう。
多分日本でもよくなかった。
いまどきこんなTV草創期のもの、オモロイわけがないやろ!とワタシのよ
うに予想したジジババは多いはずで、そのへんに無理して観てもらうこと
はない、J・デップにキャーキャー言う手合いか、「パイレーツ」ファンのコ
ドモに観てもらえばよろしい。もともとその程度のターゲットを考えていた
んじゃないか。
だからその割には、けなしたもんでもないと思ったわけで。
それ以上のものじゃなく、次はこれで行こうと計算高く決めて機械的事業
というふうに(というとちょっと語弊はあるけど)製作しただけ、といってしま
えば、その通りのものでしょう。
(なんでこんなに弁護調になってしまったんだろ・・・)
  ※  
  TVシリーズ『CLOSER』、最終の第7シーズンに入ってます。
  この主役の女警官(本部長補佐)の嫌味なキャラは、長い間入れあげ
  た「Dr.HOUSE」と結果的にタイプが似ていたなあ。辟易の一歩手前 
  をずーっと続ける・・・
  両ドラマの主役ふたり、ドラマ終了後は何をしておられるんやろう。
  (調べる気はありませんけどね)