休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

シマノフスキ/交響曲第4番ほか

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20140628(了)
シマノフスキ Karol Szymanowski(1882-1937)
(1)交響曲 第4番 Op.60(Symphonie concertante)
   ①9:53 ②8:15 ③6:27
(2)ヴァイオリン協奏曲 第1番 Op.35(1916)
   ④11:43 ⑤8:36 ⑥8:10
(3)ヴァイオリン協奏曲 第2番 Op.61
   ⑦11:29 ⑧3:51 ⑨5:35
   レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
   トーマス・ツェートマイヤー(ヴァイオリン)
   バーミンガム交響楽団
   サー・サイモン・ラトル(指揮)
   録音:(1)1996年、(2)(3)1995年 英/バーミンガム/Symphony Hall
   2004年/CD/クラシック/管弦楽&協奏曲/EMI/輸入/中古
   <★★★★>
ラトルのシマノフスキーは、このCDと同じ時期にコンピレーションされたと思
しいもう一枚(スターバト・マーテル、Sym.3ほか)を持っていて、それ以来。
全体としては、ちょっとソフィスティケイトされたような、あまり強い主張をする
というわけではないといった感じを受ける。
3曲ともにたいそう美しい。
アンスネスのピアノも、ツェートマイヤーのヴァイオリンも(お二人とも余裕で
非常に上手な方のよう)、そんな感じ。
サンフォニー・コンセルタントが名曲であることは間違いないでしょうが、2曲
のヴァイオリン協奏曲も、負けず劣らず複雑なテクスチャーであるにもかか
わらず、動きの速い靄の中にいるようなちょっと怖くて不思議で強烈な雰囲
気にいる感覚が素晴らしい名曲。1番のほうは交響曲の1番や2番のように
神秘性が強いが、2番はもうちょっとロマンチックでヴァイオリンもヴィルトゥ
オーゾ的。分かりやすい気がする。
NAXOSその他のポーランド演奏家によるもので主に聴いて馴染んでいて、
そっちのほうがお国もののせいなのか一層濃い雰囲気があるとは思うが、
当盤のほうはスタンダードふうな美しさで、これもとても魅力的。
 
 
補(7/8);
ラトルの同時期のコンピレーションだろうと書いたCD、探したら1993年録音、
94年発売なので、コンピレーションじゃあなかった。とまれ聴いてみたんで
すが、「スターバト・マーテル」も「Sym.3」もホントに名曲。おまけにこの2曲
の間に収めてある「聖母マリアへの連禱」(一章&二章)までも絶品。プーラ
ンクの似たようなタイトルの合唱の名曲にも勝るとも劣らない。
 
「特別警報」が発令された台風8号のニュースをきにしつつ。
少し気圧が上がってきたようで、それも少し東側へ寄るコースを取りそうな雰
囲気ですな・・・
(まっすぐ中国や韓国に行ってしまえばいいのに! とオフクロが言い、珍しく
ワタシが諌める側に回ってしまった。昨日のことです。)