休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ケニー・ドリュー・トリオ/ザ・ラスト・レコーディング

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20140330(了)
 
ケニー・ドリュー・トリオ/ザ・ラスト・レコーディング
 ――ライブ・アット・ザ・ブルーノート・オーサカ
 ①ブルーソロジー(M・Jackson) 8:45
 ②マイ・シャイニング・アワー(H・Arlen) 7:18
 ③オレオ(S・Rollins) 6:17
 ④オールド・フォークス(W・Robison) 7:03
 ⑤シークレット・ラブ(S・Fain) 9:54
 ⑥セント・トーマス(S・Rollins) 7:11
 ケニー・ドリュー(p)、ニールス・H・φ・ペデルセン(b)、
 アルヴィン・クィーン(ds)
 録音:1992年10月、大阪ブルーノート(ライヴ)
 1993年/CD/ジャズ/アルファレコード/日本コロムビア/sample
 <★★★☆>
まだ続く。
昔もらったサンプル盤を紹介するなんてのは、結構厚かましいというか、恥知ら
ずだけれど、まあ時効だと赦してください。そういや、係数人で分け合ってたなあ、
今思い出した。
久しぶりに聴きます。
これもまた、バド・パウエルの影響が濃いハード・バッパー。
92年に一連のライブ録音をして、スタンダード物が2枚組で先に発売され、残りの
録音からこれが発売されたらしいが、当アルバムの出る直前に急逝してしまった
とある。帯には〈追悼盤〉の文字もある。
名盤の多いピアニストだけれど、日本のこのアルファ・レコードだけでも11枚の
アルバムをものしていて、日本での人気が高かったことがよくわかる。
よく覗かせていただく nmzkさんのブログ(音の散歩道)でもたびたびドリューを
取り上げてまして、お好きらしい。
ストレートでパッショネットだが、スロウな時はとても清潔感のあるブルージーさ。
日本人好みなのかもね、このタイプ。
実際、亡くなる前とはいえ力強く、いい雰囲気。
テクニックもしっかりしているが、テクニックで聴かせようという気はさらさらない。
ニールス・ヘニング・エルステッド・ペデルセン、、、と、さっと名前が出て来るん
で、若い時の記憶力は普通にあったのですな、ともあれ、すっごいベース。学生
の頃登場したてのミロスラフ・ヴィトウスのベースをはじめて聴いたときにはベー
スもこんなふうに弾ける人がいるんだと驚嘆したものでしたが、それよりはるかに
ベテラン・ベーシストで、すでにこんなに舌を巻くすごさだったのですもんねえ。
知らんけど、きっと大きな人やね。ドラムスもなかなか挑発的で悪くないと思う。
一曲目でライブの激しさ、ノリノリ感がどどーっと伝わってきます。相当なテンショ
ンの高さ!
そして、比較的新しい録音だからか、音も大変よろしい。
ピアノ・トリオとしてはかなり激しいから、BGMや車中では無理だけど、、、
楽しんだ。