休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

秋吉敏子 トリオ&カルテット

イメージ 1
20140325(了)
 
秋吉敏子 トリオ&カルテット
Toshiko her trio her quartet
 ①Kelo
 ②Salute To Shorty
 ③Pea,Bee And Lee *
 ④Taking A Chance On Love
 ⑤All The Things You Are
 ⑥No Moon At All *
 ⑦I Remember April
 ⑧Thou Swell *
*トリオ;秋吉敏子(p)、オスカー・ペティフォード(b)、ロイ・ヘインズ(ds)
 カルテット;秋吉敏子(p)、ブーツ・ムッスリ(as)、ワイアット・ロイサー(b)、
      エド・シグペン(ds)
 録音:1956年7月、NY
 1994年/CD/ジャズ/STORYVILLE RECORDS/徳間/邦盤/sample
 <★★★☆>
ピーターソン、エヴァンスとピアノ・トリオが続いたので、ついでにと、古いもらい
物などを引っ張り出した。もう少し前にはレッド・ガーランドニーナ・シモン
取り上げてました。
日本人はピアノ・トリオが好きという傾向があるんだって。
それも、バップ系の。御本家米国ではバップ系ピアノ・トリオは逆に軽んじられ
ているんだそうな。(少々古い情報ですが)
これなどほとんど聴いていないもの。LP時代はしっかり聴いたものですが、CD
になってからはサンプル盤は概してそうなりがちだった。(飲むほうが忙しかった)
ピアノ・トリオは3曲だけです。
なかなかいいアルバムです。
カルテットは落ち着いていて、秋吉も堂々としている。そしてなんといってもこの
アルトのムッスリ、さっぱりしているが上手いしムードがあっていいですねえ、知
らない名前です。50年代台から60年代に活躍していたプレーヤーは、わけあ
って、だいたい見覚えがあるのですが、この名前は覚えがない。こんなに魅力
があるのに。
(おそらく‘あそこ’にはこの奏者が入ったレコードがなかっただけでしょう)
トリオ物は、ベースもドラムスも大物で、秋吉はちょっと追われていない?でもな
いか。これもノリよくなかなかです。バド・パウエルばり。
60年前の録音ですよ!
トリオとカルテットの音の調子がかなり違う。同じころの録音だろうに。
徳間からもジャズやクラシック(エテルナとかドイツ・シャルプラッテンなど)が出始めたこ
ろですか。
ウォルター・ビショップJR.の「スピーク・ロウ」なんてのもいただいたような記憶は
あるけれど、ピアノ・トリオついでに見つかるだろうか。