休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

打楽器入りマ・メール・ロワ&スペイン狂詩曲

20140310(了)
バルトーク(1881-1945):
 
  2台のピアノと打楽器のためのソナタ Sz110
    ①12:59 ②6:36 ③6:15
ラヴェル(1875-1937):
 
  マ・メール・ロワ(2台のピアノと打楽器のための) [編曲;ザードロ]
    ④1:38 ⑤3:00 ⑥3:17 ⑦4:22 ⑧3:16
  スペイン狂詩曲(2台のピアノと打楽器のための) [編曲;ザードロ]
    ⑨3:56 ⑩1:49 ⑪2:39 ⑫5:26
    (ピアノ)マルタ・アルゲリッチ、ネルソン・フレイレ
    (打楽器)ペーター・ザードロ、エドガー・ガッジー
    録音:1993年2月、オランダ、ナイメヘン
    1994年/CD/室内楽/グラモフォン/ポリドール/邦盤/中古
    <★★☆>
イメージ 1
 
20年前の録音、ジャケットが素敵じゃないですか。
バルトークのこの曲は、好きだったことはありませんが、今聴いても特に違和感
もなければ、素敵だという感覚もない。気持ちがきつくこもっているようではあるな
あというぐらい。
この演奏もしっかりしたものだとは思うものの、特にアルゲリッチ大好き人間で
もないので、普通です。
期待したのは「マ・メール・ロワ」と「スペイン狂詩曲」のほうで、眉唾だとは思った
ものの、50年ほども‘ラヴェル好き’をやってますのでね、打楽器入りでどない
なる(&鳴る)のん? ということで聴いてみた。
結果、よりよくは馴染みませんでした。ちょっと残念。
多分今後何べん聴いても、「エエナア」とは思わんだろうなあ。
特にね、‘マ・メール・ロワ’は2台のピアノでもともと完璧でしょう。オーケストラ・
ヴァージョンの打楽器部分をちょっと加えてみたらこんな感じ・・・てなもんです。
⑧のエンディングのみ少しにぎにぎしくなりました。
その点‘スペイン狂詩曲’のほうはピアノ・ヴァージョンも知らないんで、それに
打楽器加えたら? と好奇心が頭をもたげた。
結果は、、、やっぱりね、管弦楽曲の素晴らしさにどれだけ肉薄できるものか試
してみただけという感じ。
そりゃ、室内楽としての楽しみ云々という方もいらっしゃるだろうが、このCDの演
奏だとね、余計に、“さすがラヴェル”と思ってしまうことになった。