(ネット解説) テレビドラマや映画でおなじみの「スター・トレック」を再構築し、ジェーム |
ズ・T・カークの若き日を描くスペース・アドベンチャー。あるアクシデントによりUSSエ |
ンタープライズに乗ることになったカークが、宇宙への冒険で成長していく姿を描く。 |
監督は『クローバーフィールド/HAKAISHA』のJ・J・エイブラムス。カークを演じるの |
は、『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』に出演しているクリス・パイン。1960年 |
代から続く人気シリーズが、最新のVFXを駆使してどう生まれ変わったのかが見ど |
ころ。 |
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懐かしむイメージで観ました。若返ったねえ。ホントに一新された。 |
新しいだけに、ハード面の見え方はスマートになったし、特に異星人のB級テイスト |
が薄まり、立派になってますが、かといってシリアスかというと、そうでもない、ちゃん |
とチープさもマンガっぽさも残っている。 |
若くて勘がよくて少々乱暴なカーク船長のラッキーな(強引な)飛躍が、同じく若き |
スポックのストーリーに絡んで描かれていきます。 |
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こういう脳天気さ、たまには観てもいいですねえ。 |
出演者はみんな元気がいいし、ニモイさんの名がある通り、老スポックも出てきま |
す。それがなんとも無茶苦茶な絡みかた。 |
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ジアッキーノの音楽はとてもうまい感じなんだけど、例のスタートレックのテーマと |
いうか、ファンファーレみたいなのが出てこないんですな。たぶんちょろちょろ出てき |
たのはゴールドスミスの作った分? それ以外はほとんどジアッキーノのオリジナル |
なんじゃないですかね、よくは知らないけれど。手を変え品を変えていて、音楽だけ |
聴いてもそこそこいい感じかも。 |
でもって、例のテーマ(ワタシの記憶では、ゴールドスミスのオーケストレーターと |
してのほうが知られていたアレキサンダー・カレッジが作ったものでしょ?)ですが、 |
なんとエンドロールも終わろうというあたりで、ちらっと流れるのです。たまたますぐ |
に消さないでいたのでわかった。ワタシは別にどうも思わないが、人によっては欲求 |
不満を募らせてエンドロールの最後まで観たり再生せず憤った人もいたんじゃない |
かな。わかりませんけどね、あのファンファーレはスター・トレックと不可分なんじゃ |
ないかと想像するので。 |