休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

黒鉄ヒロシ/ゴルフという病に効く薬はない

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20140203(了)
黒鉄ヒロシ/ゴルフという病に効く薬はない
THE MEDICINE FOR A GOLF FREAK
        2013年3月/マンガ/単行本/幻冬舎/(新刊)
    [初出]週刊ゴルフダイジェスト 2008年1月~2009年11月
    <★★★★>
 

昨年秋に名古屋の吹上にほど近いBOOKERS RAKUDAで買っておいたもの。
マンガです。ですが、類書はまずないでしょう。
「まえがき」を紹介しておきましょう、、、
 ゴルフの最中に、「ナンデ、コンナコト、ヤットンノヤ?」と思ったこと、貴方様、な
 いか。
 〈コンナコト〉とは、各ショットに伴うストレスを指す。
 ゴルフにはヒトの考え得る限りの苦が準備されている。
 〈苦あれば楽あり〉などという慰めでは納得できないほどのストレス。
 ゴルフの取り敢えずの目標は、身体のロボット化にあろう。
 ロボット化が外なら、言語の領域からの脱出が内なる目標となる。
 営々と、人類が言語によって築き上げてきた世界からの脱出であり、根源への
 回帰の願望。
 仏教に云う言語前の世界、すなわち〈真言〉の領域へ。
 そこへの侵入をゴルファーたちは企てるが、気付けば言語病院の中。
 患者を診察している医者に自分の顔を見つける。
 患者も自分なら、医者も自分。
 「ココはドコ? ワタシはダレ?」との自問すらも踏み越えた少数の名がゴルフ史
 に遺る。
 神の掲げるトロフィーに刻まれた名をなぞってみることで、この世の処方箋を読
 むことができる。
 「そんな大層なつもりで、ゴルフやってないよ」と云う貴方。
 本書を読めば、判る。                          (黒鉄ヒロシ
え―ま―、たいして意味ないですね、この「まえがき」。
ゴルフ全体の大復習といった内容で、めあたらしいというものじゃないものの、これ
が黒鉄マンガなんだもの、どうしてもほしくなる。
ホントに得難い漫画家だと思います。
そして、同年代のこの方がゴルフ好きでよかった。