休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

『なぜ「反日韓国に未来はない」のか』

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20140123
 

呉 善花/『なぜ「反日韓国に未来はない」のか』

 

 O Sonfa (1956- )
 

 ・はじめに
 第一章 「朴槿恵の韓国」で吹き荒れる反日の嵐
 第二章 反日主義の形成
 第三章 反日主義の新たな展開
 第四章 なぜ反日感情はぬぐえないのか
 第五章 日本はどのように朝鮮を統治したか
 第六章 行き詰る韓国社会
 終  章 日韓関係復元の道はあるか
      2013年12月/新書/時事/小学館
     <★★★★>

 

このごろやたらと腹が立つ。幼いナショナリズムと言われそうで、少しは自分なりの
理論武装武装なんかじゃないけどね)しておこうと・・・ つまり頭を冷やそうと・・・
(半分ほど読んだところでは、大雑把にこんな風に言っているようです。つまり)
軍隊系の大統領、特に第2次世界大戦後最初の大統領李承晩が、北の脅威と国威
発揚のために、国を取り戻せた理由として嘘を作っちまった。
確かに日本の統治がなければ韓国が今のような反日民族主義的国家になることが
なかったことは確かながら、「日本による植民地統治」という“歴史体験を通じて形作
られたものではない。”
日本敗戦後に日本統治時代の歴史を改竄・捏造することによってなんだという。
それを日本も知りつつちゃんと指摘してこなかった。
で、軍隊系はそれを踏襲し、文民系の金泳三以降は、裏側の親日は続けたけれど、
表側の反日はもっとひどくなり、困ったときの“反日頼り”はますますエスカレート、朴
槿恵に至っては、いきなり強硬な「反日」。すれすれ当選もいいところだったからか。
そう、国連演説はひどいなんてものじゃなかったし、事務総長まで相槌をうっちゃった。
従軍慰安婦の問題も、この本の説明が正しいならばだけれど、やはり捏造がなされ
ており、それを糺すことはことはなさそう。そうしたことの世界中のいろいろな認識も、
韓国内ではほとんど翻訳紹介されていないんだって。(ホンマかいな)
(著者の主張を認めないとか眉唾だとかいう人も日本人には多いだろうが、この先生
が韓国に入国することはさらに難しくなったこともまた確かでしょうなあ。主張もそうだ
し、もう日本に帰化してしまったし。‘日本教に入信’なんて表現まであるのね。)
北と南ではまるで政治体制が違うが、この後に書かれている歴史認識などについて、
オーバーに言えば、ある一つの側からの見方しか認めない、いろんな見方があるも
のだということを認めない傾向にあるという点では、北も南も似たようなもので、政治
体制の違いを超えて、思考回路の遺伝のようなものをちょっと感じる。
そりゃきっとお互い様だろうが、そのことも当然認めないだろうなあ。
ところがところが、、、第6章に入り、韓国の経済的国情などが最新データとともにどっ
と紹介される。強烈。見出しだけでもあげてみると・・・
  深刻化する二極社会
  所得の不平等 [勤労者所得][総合所得税申告者所得(自営業者所得)]
  失業率の高さ、雇用状態の悪化
  貧困層の増大・福祉支出の低さ [貧困世帯の急増][基礎生活受給者(生活保護
    受給者][公共福祉支出]
  家計債務の著しい悪化
  韓国版サブプライムローン危機が起きる可能性
  大幅な貿易黒字が国内を潤さない理由
  大企業経営陣の高額な収入と資産
  巨大財閥のきわめて不健全な収益構造
  巨大企業が抱かえる三重苦 [基幹部品の輸入依存][特許使用料][借金]
  サムスンブラック企業化と役員の腐敗
  ウォン安頼み輸出経済の終焉
  横領・詐欺事件の急増
  凶悪事件が年々増加している
  犯罪に対する処罰が甘い韓国の司法界
  若者たちの絶望と腐敗にまみれた社会
  不正が蔓延、循環する社会
と、韓国がいかにダメかを数値で表し、これでは、どうも歴史を言っている場合じゃな
い、どうしたら国を再生できるのか、途方にくれるてしまう(って、ワタシが途方に暮れ
てどうするの) で、まとめるためなのか、やっぱり反日で目をそらしておくしかないの
かよ、、、 それにしても何ともひどい社会の状況で、見出しではわからぬ、目を疑う
ような数字が並ぶ。
例えば・・・卑近な例だと・・・
日韓の凶悪犯罪認知件数(2011年)なんてどうですか。
  「人口10万人当たりの件数比較」:殺人は、韓国は日本に対して3.1倍 ・強盗
  で3倍、放火で8.3倍、強姦で42.8倍。他の犯罪でも、暴行で9.6倍(実数10
  万件超)、傷害で7倍(実数7万件超)、窃盗で4.1倍(実数26万件超)
なんだって。人口は日本の三分の一。強姦には絶句。まだ夜這でもあるの?
 

最終章は‘関係復元の道’なんだが、、、カバ-写真にある通りで、つまり「謝絶のす
すめ」! 140-150年も前に福沢諭吉が、中韓に特有な中華文明の一元的な価値
観の世界は謝絶することが良いと指摘したそうだけれど、著者に言わせれば価値基
準や考え方を広くとる日本と中韓の違いは、今でも大差ない、今日のような最悪の日
韓、日中の関係を生み出したのは韓国と中国のほうである!なんて断言されている。
「韓国は文民政権時代から(1993年~)、中国は江沢民政権時代から(1993年~)今
日に見られるような反日攻勢を展開するようになり、その結果、日本としてはこれ以上
どう付き合って行ったらいいか、途方に暮れるしかない状況になっている。だから放っ
ておけばよい、無理に距離を縮めようとはせずに、距離が開いたままでの付き合いを
していけばいいのである。」
    ※文民政権とは金泳三政権から後のことで、その前は李承晩、朴正煕、全斗
     煥、盧泰愚の軍人(独裁)政権。意外なことに軍人政権のほうが(反日の愚を
     始め、引き継いだものの)まだしもバランス感覚はとれていたようなのね。しか
     もさらに意外なことに朴槿恵のお父さん朴正煕だけは、文民政権になってか
     らの大統領も含めて、ただ一人汚職などで糾弾されなかった。なのに・・・
     それと、あの物腰の柔らかかった盧武鉉さんが中国にすり寄って‘最悪’だっ
     たとは。恥ずかしながらわかっておりませんでしたです。(※注;ワタシ)    
突き放してますねえ。
やっぱりこの方、韓国に絶対入れないな。
結論まで書いちゃって申し訳ありません。
でも言い訳しますが、結論はそうでも、途中が面白いので、ワタシのように何も知らな
い人であれば目から鱗で、楽しくお勉強できること請合います。
もう一つの写真は、新聞に載った辛淑玉さんの意見で、例の国家秘密保護法の関連
なんだけれど、この本の著者とのスタンスの違いが相当大きい。
三世だけあって、辛淑玉さんのほうはほとんど日本人みたいな感性という気がしませ
んか?
例えばね、また長くなってしまうけれど・・・上記‘結論’の前にこんなことを書いている。
「(関係改善が)中途半端になる最大の理由が、きれいごとで物事を進めようとする姿
勢である。(略)韓国とは仲良くしなければならないといって、韓国の問題点をまるで
指摘せず、きれいごとだけを言っている人たちがいる。日本側に多々見られるこうした
人たちの対韓姿勢が、本来あるべき日韓関係をだめにしてきたのである。」
あの党とか、あの党とか、あの御仁とか・・・ちょっと思い浮かぶが、それに案外近いと
いう印象を持ったものだから。もちろんこの辛さんは行動派で、動機も違っているが、
取られ方によれば、ということ。
そうそう、写真に写っていない裏側にはこんな一文が載っている。
『韓国人も日本人も、この本を読んでから私を批判してほしい』(著者)
メモはもっと長く!なったので適当にはしょって、わけがわからないものになっちまい
ました。これでも政治的発言?
にしても結局パククネ大統領のいきなりの反日言動の説明はワタシにはいまいちはっ
きりしません。
まあわかろうとはしたってことで、ご容赦。
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*ここまでさかのぼってくださる方は、まずないでしょうが、もし、万が一、
 ここまで来てくださったら、この前のシリーズ「休みには中古屋のはしご」
 のほうも、覗いてみてやってください・・・
 なんてね。