休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

落語/鰍沢(カジカザワ)

20251212(了)

桂歌丸鰍沢(かじかざわ)

 

 CD/落語/Ⓟ2011・Ⓒ2018 Sony Music Direct/34:43/中古
 <★★★☆>

2009年3月21日、第87回朝日名人会 有楽町朝日ホール集録とあります。
歌丸さんのものをちゃんと聴くのは初めてかもしれません。聴いたことのない
有名落語家なんて、山ほどいますけどね。その昔歌丸さんも出ていた「笑点
を観たことはありますが、番組を面白いとは思えませんでした・・・
で、歌丸さんのCDが届きました。
晩年の痛々しさを思いましたね。まだ記憶がリアル。でもね、人に(客に)痛
痛しいなどという表現をされて、聞こえてしまったりするのも猛烈にイヤだっ
たろうな、とも。

 

鰍― ―
 「スズキ目カジカ科に属する魚。日本の固有種で、北海道南部から九州北西
 部の日本各地に分布する。地方によっては、ハゼ科の魚とともにゴリ、ドン
 コと呼ばれることもある。アイヌ語ではナヌウェンと呼ばれ、「醜い顔」を
 意味する。体色は淡褐色から暗褐色まで、地域変異に富んでいる・・・ 」

なぁんだ、ドンコのことだったのかぁ。どういうものか、カジカガエルと混同

してしまう。

あらすじは、超大雑把なものは上の写真の通り。
歌丸さんの語り口は思った以上に堂に入って、というか堂に入り過ぎてホラー
を感じさせる。「不気味になりすぎず・・・」ですか。なるほどなぁ。
六代目圓生といったら、ちょっとだけ知っているあの圓生さんやね。手本にし
たという録音があったら聴いてみたいが・・・
吉原の花魁だったお熊の登場シーンなんぞ、お化っぽく、ホントに怪談めいて
た。声の座り具合がいいというか、つまりはムードがあるなかなかの調子なわ
けで、気に入った。
 
やはりホラーっぽいサスペンスかな。わりと大ネタですね。
ワタシにわかりにくかったのは、あらすじに書かれている「絶体絶命」シーン
の直前のあたり。しびれ薬を盛られたことがわかった商人がとっさに効力をそ
ぐ行動に出たりするくだり。何度か聴いたんだけれど、えっえっ? 眠ってるは
ずがなんで目を覚ましてんだよぉ、脳みそに絵が浮かばないよぉ、どないなっ
てんね・・・ 3回聴いたあたりで(疑問はあるけれど)何とか分かった。
もう一つ上げるなら、話が急転直下終わるのはいいとして、その「サゲ」の意
味がすぐにはわからなかったことかな。信心深いらしい主人公の商人が、「南
妙法蓮華経」を唱えるところがあって印象には残っていて、それを唱える意
味である「お題目」という言葉も出てきていた。これにかけられていたんだな
と、やはり遅れて気が付いてなんとか納得。(なにが、は書きません) サゲに
よくある感じのダジャレで、別に落胆はしない。
 
じゃあ次は「圓生」さんか。