休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ロシアのSF映画『ファイナル・インパクト』

20251201(了)

映画『ファイナル・インパクト』

  監督:ドミトリ・キセレフ/アナトーリー・ベリィ/ベロニカ・ウスティモア
  2022年製作/116分/ロシア/原題または英題:Mira
  <★★★△>

ブログに紹介されていたものです。
珍しや、ロシア物。珍しいというのは、ワタシがめったに観ないという意味。
こういうのも作られるんだ。ただし、ここでは、地球にとって広域のディザ

ースターなのに、他国のことはほぼ出てこない。地域としてさっと映る程度

だったと思います。

 
地上の舞台はウラジオストク。若い娘、高校生ぐらいか。
何かと思ったら、彼女のトラウマがどう表れるかをミステリー気味に見せた
あと、本題に入ってゆく。
トラウマの原因は、おしまいの方で、遅ればせながら見せてくれる。ほとん
どバレバレで、重要なような重要でないような。
 
そのトラウマの元を作ったと後悔しきりの父親は、とうに離婚していて、本
業は宇宙飛行士。
本題は、彼女の父親がロシアの宇宙ステーションで勤務中に、流星群が地球
に近づいてきていて、地球をやり過ごしてくれるかどうか、宇宙船のクルー
と地上のセンターが(世界もだろうけど)固唾をのんで見守っていたところ、
いったんは通り過ぎてくれたかに見える。やれやれ・・・
ところが思いのほかでかい流星群だったようで、端っこの方が地球に落ちて
きちゃうのね。
メインは、沿海州朝鮮半島、中国の東部、東南アジア(島々も)、豪州あ
たりにバンバン落下。
 
でも描かれるドラマは、ウラジオストクの町、彼女とその家族など、ぼろぼ
ろになった宇宙ステーションの面々と彼女の父、それにお国の宇宙センター。
徹底してそれだけで、書いたように他国のこと、世界のことなんてなーんに
も出てこない。
そして親父は娘を助けることしか頭にない。まあ宇宙ステーションがひどい
ダメージを受けてしまい、致し方なしという状況にはなるんだけれどね。
地上で逃げ惑う娘(と彼女の弟や義手の強引な男友達も)を、なんといった
っけ、ミラという名前の付いたコンピュータシステムと一緒になって空から
け助ようとする。町中に降り注ぐ隕石から、ひたすら娘を逃げ延びさせるた
めだけに、国家のベラボウに高い財産を駆使する。(エエンカイ!) 街のあ
りとあらゆるシステムに侵入して指示を出す。システムがないところの工夫
などなかなか面白い。ハラドキがずーっと続きます。なんといってもそのへ
んが見どころ。
娘と彼氏はしまいにゃ、とんでもない危険を冒して街(と人々)を救おうと
する、そのあきれた無謀さにものも言えん・・・って、言ってましたけどね。
くどいようですが、本当にそれ以外、一切見せない。ここまで徹底するなら
いっそサバサバで、文句を言っても始まらない。こっちは「嘘!嘘!」を繰
り返しながら観ちゃった。観てはいないカミさんが、鼻じらんでいました、
「うるさいって! おとなしく観れないのォ・・・」ハハハ。
 
ロシアは、こういうのなら作れるんや。
なんだか意外やったかな。文句言いながら、楽しんだかもしれへん。
宇宙ステーションやウラジオストクの惨状など、映像はなかなか見事でした。
そうそう、英語に吹き替えられていたんでした。一瞬マカロニ・ウェスタン
を思い出しました・・・ ともあれ、これは苦手で気色悪かった。今の日本
語に蔓延している「・・・になります」の連発ほどではないですが。