| そもそもこの差入屋なる商売があることすら知らなかった。新聞の評価・紹 |
| 介記事とブログで知りはしましたけどね。 |
| この商売を叔父(寺尾)から譲られる形で始めた金子(丸山)も、それだか |
| らこそだったのだが、暴力沙汰で刑務所経験者。映画冒頭が収監されていた |
| 金子のところに久々に面会に来た奥さん(真木)に、猛然と噛みつくシーン |
| になっていて、次のシーンからは差入店の経営者になっている。 |
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| 被収監者にも面会を受けたり差入をしてもらう権利があるが、「事情」で面 |
| 会には来れないので、面会者の代わりに面会したり物を差し入れたり、手紙 |
| を代読したりしてあげるのが仕事。 |
| 当然、本来の面会者の事情も実にいろいろだが、被収監者の方だって更にい |
| ろいろ。気難しいとかシリアルキラーみたいなのだって、いて不思議じゃな |
| いわけで、差入屋がいちいち事情に影響を受けてたんじゃやってられない。 |
| なのに金子はそれ(影響)を受けて大変な目に遭ってしまい、一体どうなる |
| んだろうというストーリーでした。 |
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| 金子の母親(名取)にまつわる話、金子夫婦の息子の友達である近所の女の |
| 子がいわゆるシリアルキラー(北村)に惨殺されてしまった後の話、務めを |
| いったん終えたヤクザ者(岸谷)が娘を売春させた母親を殺してしまった後 |
| の話、の3つの話にまつわるものがメインで、近所や関係者(甲本・根岸・ |
| 川口)が様々に絡んで、金子とその家族をがたがた揺さぶる。 |
| ま、家族(妻・息子・叔父)は実は案外しっかりしていて、早い話が金子本 |
| 人ががたつく。彼の「成長譚」ぐらいの表現でいいですかね。 |
| とっかかりではぴんとこなかったものの、次第に、間違いなく大切で大変な |
| 仕事だとわかってくるので、前半の金子の覚悟の感じられない反応では、そ |
| もそもなんでこの仕事をやっているのかわからない、ヘンだろ!と思わざる |
| を得ない。自分が元被収監者だということなんかも手伝ってとはいえ、自ら |
| の見失い方がこっぴど過ぎたので。 |
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| 書き過ぎました。 |
| こんな仕事があるんだと知っただけでもよかった。 |