休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

リヒャルト・シュトラウス/歌劇『ばらの騎士』

     車の中で聴く『ばらの騎士』 
  20250413(了)

 Richard Strauss 1864-1949 

             /Der Rosenkavalier  Op.59

  ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮/フィルハーモニア管弦楽団・同コーラス
  元帥夫人マリー・テレーズ      エリーザベト・シュヴァルツコップ
  オクタヴィアン           クリスタ・ルートヴィッヒ
  オックス男爵              オットー・エーデルマン
  ゾフィー             テレサ・シュティッヒ=ランダル
  フォン・ファニナル           エーバーハルト・ヴェヒター
                ・・・
     録音;1956年、ロンドン、キングズウェイ・ホール (オリジナル・モノーラル版)
       CD1;70:12  CD2;59:45  CD3;61:42
      CD3枚組/オペラ//Ⓟ1957 Ⓒ1996 EMI Records/輸入/中古
               <★★★★>

貴族達の恋愛がテーマのコメディ的な作品で、話にはたいして興味がありませ
ん。このホーフマンスタールの話は、舞台劇としては話の最後の落ち着き先を
何とか出来るんだろうが、オペラではリアルさには頼れない。でも、そのへん
を何とかしてしまうのがオペラという言い方もできるんでしょうねぇ。
これもクラシカルなオペラの範疇なんで、細部にはこだわらず、ま、大雑把に
興味を持って・・・ (なんか言い訳しているみたいだ、あきませんねぇ)

 

次のCDまで時間ができてしまったので、放置してきたアルバムを聴いてみるこ
とにしました。モノーラルの輸入盤です。あまりの安さに目がくらんで、モノ
とは気づかなかったのです。録音は今から見ると約70年前。
確かに音の広がりはないものの、オケはアンサンブルのキレもよく、バランス
のいい音楽の運びに支えられて、オーケストラも声も決して物足りなくないん
ですね。今まで放置してきて、申し訳ない。

 

40数年前ではないかと思いますが、友人とカラヤンウィーン国立歌劇場の映
画版をお金を出して観た覚えがあります。シュヴァルツコップやエーデルマン
は同じで、あとはローテンベルガーやちょっと恰幅がよく見えるセーナ・ユリ
ナッチ(もちろん17歳に見えるオクタヴィアンであるわけはない)らでしたっ
け。どこの映画館だったか忘れました。(フェスティヴァル・ホールだったかな
ぁ) 誘ってくれたオペラきちがいの友人(年齢は同じだが、入社が遅かったワ

タシの2年先輩で、出世もした)は一昨年、パーキンソン病で鬼籍に入ってしま

った・・・

  (最近、パーキンソン病に関して、iPS細胞移植という治療方法のことがニ
   ュースだねになっていました。実用化にはまだかかるのだろうな。)

 

シュヴァルツコップの歌い方、あの細かいビブラート声に古臭さを感じとってし
まえば、オクタヴィアンの若さと余計にギャップが意識されてしまいそうなもの
ですが、いや本来のストーリー的にはそうなのに、ちゃんと聴いておれる。
微妙なギャップ程度なんだけど・・・(元帥夫人の年齢はいくつの設定なのか、
実はよく知らない、結構若いんやろな、40前後?)、というのが案外いい。その
辺もうまく考えられてるんだね、きっと。
70年前の録音に向かって言うことかい!ですけどね。
 
音楽については、詳しくないワタシなりにフーンと思える発見もありました。
トンチンカンだろうし、まあいかにちゃんと聴いてこなかったかがよくわかる
んで恥ずかしい気もするけれど、恥ずかしがってもしょうがない・・・
・40代カラヤンの音楽の運びがすっごくきびきびしていること
・2種類ほどのワルツがものすごく多く使われていること
・多くの映画音楽が真似したに違いなく、いくつもある主題がいかに巧みにい
 ろんな形に変奏されているか
ワーグナーのよく知っているメロディというか、音形に似たものがあること。
 同じく、マーラーについても・・・
・まあいかにもリヒャルト・シュトラウスだなあという以外に、主に第3幕で
 は他とは違う雰囲気、前半ではオペレッタっぽい軽妙さやおかしみの感じか
 あったこと、おしまいの延々と続く重唱がワタシにとっては珍しく妙に聴き
 ごたえがあったこと(って、当たり前やろ!と言われそうですが)、前のほ

 うでシュヴァルツコップに古臭いなんて言葉を使って後悔してしまったこと

   ・・・

そんなところでしょうか。
 
大雑把な印象記です。これからはきっともっとこういう感じになっていくはず。
これを車内の音楽にする人はあまりいないでしょうが、せーんぜん問題なかっ
た。3回通りぐらい、車の中で流していました。