| 20250130(了) |
デイヴ・マッケンナ
/デイヴ ”フィンガーズ” マッケンナ
| ①マイ・メランコリー・ベイビー |
| ②ビル・ベイリー・ウォント・ユー・プリーズ・カム・ホーム |
| ③ロンサム・ミー |
| ④クロエ |
| ⑤スタンブリング |
| ⑥サムバディ・ストール・マイ・ギャル |
| ⑦時の過ぎ行くままに |
| ⑧サムバディ・スウィートハート |
| ⑨オール・アローン |
| ⑩ザ・カース・オブ・アン・エイチング・ハート |
| ⑪メランコリー |
| ⑫サン・アントニオ・ローズ |
| ⑬ザ・カース・オブ・アン・エイチング・ハート(別テイク) |
| ⑭サムバディ・エルス・イズ・トーキング・マイ・プレイス |
| ⑮ウィリー・ザ・ウィーバー |
| ⑯ブルース、メインリー・ティン・ルーフ |
| デイヴ・マッケンナ(ピアノ) |
| 録音;1977年 |
| CD/ジャズ/ピアノソロ/℗🄫 2017 Chiariscuro//ウルトラ・ヴァイブ/邦盤/中古 |
| <★★★★> |

| 気に入りました! |
| ほぼ名前しか知らないに等しいピアニスト。地味だけれど、ソロがいいという評 |
| で聴いてみる気になりました。一応、LP時代に1枚コンボものを聴いたことはあ |
| るが、覚えているはずもなく、去年はスート・シムズのアルバムにちらっと入っ |
| ていましたが、特に印象には残らなかった。そんなものなのですが、なぜか気に |
| なって、安くて良さそうなのを探しました。 |
| ソロ・アルバムでなきゃ・・・。 |
| 多くが、普通のバップジャズのソロピアノ風に始まるものの、スイング感を維持 |
| したまんまたいていだんだんブギウギやラグタイムっぽいものに変わっていくよ |
| うに聞こえる。テンポは速いものは少なく、ミドルかスロー。でも往々テンポは |
| 変化します。特に一曲だけは意図的にスピードをかなり無謀に上げるところがあ |
| ります。これだけはいまいちピンとこず。ブレーキの掛け方が独特のところもあ |
| ります。もっとも、ことさら技量がすごい、なんて感じでもない。 |
| すごいというなら・・・左手でしょう。これは相当なもんだと思いますね。 |
| なんというか、気の置けない、くつろがせてくれるピアノです。例はよくないか |
| もしれないけれど、例えばジェリー・ロール・モートンのような外連を意識した |
| 感じは全くない。(『海の上のピアニスト』という映画で、そういう描かれ方を |
| したのをあげつらっては、本当は失礼かもしれません) |
| そんなスタイルのソロ演奏で、いわばゆるーく完結していると思いましたね。 |
| たいへんな手練れ!これぞピアノマン。 |
| たいてい知らない感じの曲が多いもんだから、⑦なんぞ、短い前奏から、誰でも |
| が『カサブランカ』で知っているメロディーが始まると、「おおっ!」なんてね。 |
| 多分、古臭く、時代錯誤っぽいともいえるのですが、ま、50年近くも前の録音な |
| んですから、現代でそんなことを言っても意味なんぞありません。 |
| 重複しますが、これがとても心地よい。 |
| 飽きも来るでしょうね。でもでも、何をしていても「邪魔だて」しない音楽です。 |

| もう昔といっていいぐらい前のことになりますが、キース・ジャレットのソロ・ |
| アルバムを気に入ってよく聴いていたことがあります。人気がありましたから、 |
| 世界中にとんでもない数のファンがいたことでしょう。スイングとは無縁の、ホ |
| ールトーンを極限まで生かして、即興風作曲による耽美に酔わせてくれました。 |
| どうです!奇麗でしょ! |
| 煽情的に繰り返しを使う盛り上げも上手いもんでしたねぇ。写真だと、弾き振り |
| (振るのは腰)をやったりもしてたんじゃなかったか。ハハハ。 |
| このアルバムはまったく別種の音楽なんで、比較はナンセンス・・・ |
| この音楽で人生を語ったり墓まで持って行こうなんてものではないけれど、演奏 |
| 者の暖かさ、優しさはしっかり伝わってきて、そばに置きたいですね。 |
| ラジカセはだめ。仕事場でラジカセで小さくかけてみたときは、まったく冴えず、 |
| せいぜい雑音ふうBGM。車や自室に持ち込んでみたら、いつも通りOK。 |

(ジャケット写真は、ご本人の似顔絵らしいですね。レッド
ソックスのファンなんだ)