休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

韓国映画『スリープ』

20250207(了)

映画『スリープ』

  ユ・ジェソン監督/チョン・ユミ/イ・ソンギュン
  2023年製作/94分/韓国/原題:Sleep/DVDレンタル
  <★★★☆>

ヒョンスとスジンの夫婦に起きた超常現象の一部始終。
いきなりだ。売れない俳優である夫ヒョンスがある晩、急に起きて「誰かが入っ
てきた」と言ったきり、ばったんきゅーとまた寝入ってしまい、妙な気配が漂う、
というのが始まり。それ以来、ヒョンスは夜中、時々妙なことをするようになる。
臨月が近いスジンは始めはさほど重大には考えていない。
階下の住人が入れ替わり、ドンドンという物音や悲鳴が困ると、引っ越しの挨拶
と同時にクレームを入れてくる。いかにも関係ありげ。
やがて子供が生まれると、どちらも子煩悩なのだが、ヒョンスの夜の奇行はどん
どんエスカレートするに及んで、子どもが心配なスジンの頼みを受け入れて病院
に行くようになるものの、事態はいよいよ悪化して行く。飼っていたふかふかの
小さい室内犬が冷蔵庫の中で変死させられているのを見るに及んで、スジンは気
も狂わんばかり。ヒョンス自身は一応自分の奇行は信じたものの、薬などで回復
傾向にあると思い込んでいる段階もある・・・
とまあそんな感じ。
 
二人で何とか乗り越えようと頑張るんだけれど、やはりエスカレート。
スジンの母親が色々手伝ってくれ、霊媒師のアドヴァイスを実践するなんてのも
ある。後では、霊媒師自身も出てくる・・・
さあどうなっていくんだろう・・・  霊のことをもう少し書きたくなりますが
・・・ でも、ワタシの感覚としては、観ている人をただ怖がらせるというんじ
ゃなくて、どこかコミカルな風味といってもいいような軽みも醸している気がし
ましたね。『エクソシスト』や『オーメン』のようなクリスチャニティや「神」
に魔性のものが戦いを挑むかのような大仰、お下劣、ゲロゲロなものじゃなく、
なんというか、すぐそこにいる「霊」との諍い、頭脳戦、といった「こじんまり

感」のある怖さ、みたいなのがそう思わせたんでしょうか。それが魅力として大

きいと思います。

 
イ・ソンギュンはちょっと前に、おもしろかった『最後まで行く』の主役で見た
んでした。見かけ地味な役者さんですが、活躍してはるんでしょう。
 
とても楽しんで観ることができました・・・という言い方は正確じゃないかもし
れないものの、当たらずとも遠からず。
この規模感での作り方でしっかりまとまっていて、やっぱり韓国映画、うまいわ。
カミさんの選択、ここんところ、あまり外れがないよう。
もっとも、週に2作の映画鑑賞記は、ちょっとシンドイ。