休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

イギリスのヴィオラ・ソナタ

20250106(了)

イギリスのヴィオラソナタ

(1)ゴードン・ジェイコブ - Gordon Jacob (1895-1984):
   ヴィオラソナタ第2番 ①-④ 12:35
(2)ジョン・アイアランド- John Ireland (1879-1962):
   チェロ・ソナタ(L. ターティスによるヴィオラとピアノ編) ⑤-⑦ 19:12
(3)マルコム・アーノルド - Malcolm Arnold (1921-2006):
   ヴィオラソナタ Op. 17 ⑧-⑩ 12:11
(4)フレデリック・ディーリアス - Frederick Delius (1862-1934):
   チェロ・ソナタ (M. アウトラムによるヴィオラとピアノ編) ⑪ 10:01
(5)レノックス・バークリー - Lennox Berkeley (1903-1989)
   ヴィオラソナタ ニ短調 Op. 22 ⑫-⑭ 17:38
 
   マーティン・アウトラム(va.)、ジュリアン・ロルトン(p.)
   録音:2009年10月、英、ウェールズ、モンマス Tot.72:04 (2)(4)は世界初録音
   CD/クラシック/室内楽/Ⓟ&ⓒ 2010 NAXOS/輸入/中古
   <★★★☆>

Naxosの惹句的アルバム紹介)
このアルバムには、20世紀イギリスのヴィオラソナタが5曲収録されています。
その内の2曲はチェロ・ソナタからの編曲ですが、これもまた味わい深いもので
す。90年近くの長き生涯を生き抜いたジェイコブのソナタは、1978年に作曲さ
れています。活動的な第1楽章と諧謔的な第2楽章を経て、現れる第3楽章の何と
美しい事。現代では失われてしまった「平穏な世界」へのオマージュとも言える
音楽です。宗教と自然に触発されたアイアランドのソナタ、映画音楽の分野でも
おなじみのアーノルドの移り気なソナタ、単一楽章で書かれ、恐ろしいまでの完
成度を見せるディーリアスのソナタ、ナディア・ブーランジェから強く影響を受
けたバークリーのソナタと、各々多彩な表情を見せてくれます。
 
(1)ジェイコブ:
このアルバムの一押しなんじゃないかと目されるジェイコブで、実はワタシも最
も聴きたかった。 ’78年作曲にしてはとんがったところはないけれど、英国人ら

しいカッコいい皮肉とサスペンス風味と美しさがとても魅力的。ワタシにはヴィ

オラらしいという感じのする名曲。

(2)アイアランド:
アイアランドのは原曲のチェロを引きずっている気はするものの、それだからこ
そなのか、暗めに流れる曲想はやはり魅力たっぷりだし、意外にハードな表現も

あって、オッ!と思わせました。解説の「宗教」が魅力の元とは思いたくないワ

タクシメ。

(3)アーノルド:
奇を衒ったものではないけれど、いろいろ面白い奏法などを駆使したエンタテイ
ンメントを意識したヴィオラ。俗っぽい甘さやジャズっぽいハーモニー(ピアノパ
ート)なんてのも出てくる。中では、透き通った緩徐楽章⑨は絶品。
(4)ディーリアス:
チェロのイメージを残しているとは思うものの、元々ディーリアスが好きなため
か、この感じ、いいですねぇ。10分はちょっと短い。
この元のチェロソナタを聴いたことがない。一度聴いてみたい。それより・・・

ディーリアスの全集のようなセットものにいつかチャレンジしたいものです、全

曲踏破。

(5)バークリー:
どこと言って特色のある感じの曲じゃないと思いました。多分ほとんど聴いたこ

とがない作曲家のはずで、N・ブーランジェからの影響と書かれてもピンとこな

い。

 
いいアルバムでした。きっと飽きも来ないだろうし、職場でひっそり鳴らすのに
も向いている。
ワタシとしては(1)と(2)と(4)かな。これらは★4つでもいい。
せんだって叙勲された今井信子さんのビオラで、北欧系の素敵なビオラのアルバ
ム(BIS盤)を聴いたのは、もうだいぶん前になります。それ以来のビオラのみ
のアルバムのような気がする。初めはその地味でもごもごいう感じがむしろ好き
じゃなかったんですが、いつの間にやら、いやじゃなくなっていた・・・ 今は、
ヴァイオリン・ソロのものに負けない。
 

 

長男は基本ヴァイオリニストですが、次にはヴィオラを齧り始め、その次にはチ

ェロを始めました。一人アンサンブルなんてことをAIを使ってやったりしている
みたい。アレンジ業や本当、本来の仕事のアンサンブルのほうは、今はどれぐら
いやってるんだろうか。正月に来ていた時にもそういう話はしなかったですね。
がんばってローンを払っているんだろうなぁ。会話はどうしても孫たちのことが
主になっちゃって・・・ 奥さんはヴァイオリンの教室のほうが忙しそう。
 
ハイ、おしまい、おしまーい。