休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『THE MOON』

韓国の近未来SF

20250111(了)

映画『THE MOON』

  監督・脚本;キム・ヨンファ//ソル・ギョング/ド・ギョンス
  2023年製作/129分/韓国/原題または英題:The Moon/DVDレンタル
  <★★★△>

今度は韓国のSF。近未来ですね。
月の地下資源開発に絡んでいるようなのは(まあそれは本当は大変なことなん
やが)ともかくとして、ここでは韓国も宇宙開発に力を入れていて、月探査の
ための有人宇宙船(乗組員3人)を飛ばす。
しかし不運なことに、太陽風の影響で宇宙船が損傷、更に運悪く船外にいた2
人が死んでしまい、ただ一人若いソヌだけが生き残る。かつてのトラブルがも
とで自死してしまった彼の父親と因縁めいたものがあるジェグクが呼びつけら
れ、計画段階ではかかわっていたジェグクが救出などを手伝うことになる。親
同士の因縁はこの後いろいろと影を落とす。
 
まずは、救出。だけど、何を思ったか救出されるべきソヌは、管制室では無理

だと思われた単独での月面着陸に、やけっぱちにも舵を切って、なんと成功し

てしまう。

しかし問題はここからで、ソヌが一応本来のミッションに取り掛かっていると、
今度は隕石の屑(流星雨だったかな)が降り注いでのトラブル・・・
その後も一難去ってまた一難、三転四転のてんこ盛りの展開になってゆく。果
たしてソヌは帰還できるのか。絶望的に見える。
 
NASAとそこで活躍する韓国女性職員(実はジェグクの元妻)、韓国の宇宙開
発を統べる政治的な高位者、ジェグクの現在の仕事(宇宙とは何の関係もない)

の助手的な女性などが、目まぐるしく変わる状況を支えたり、茶々を入れたり

する。

 
せんだっての中国のSF『流転の地球 太陽系脱出計画』の壮大さ、金のかかり具
合などと比べると、少なからず見劣りはするものの、最後の、ええっ?とそっ
くり返るような方法で月の裏側から飛び出してくるところまでも、すべてなか

なか頑張っていた気がします。伏線は大体回収できたようでしたし。SFでもち

ゃんと立派。

ただ、、、「感情」だとか「人情」だとかいった面の扱いは、『流転の…』と
同様、湿っぽさが出すぎていたと思うんですがねぇ。
そういうのって、こういうエンタメ映画では、どうも居心地悪いのです、ワタ
シは。きっと日本製でも似たようなことになってしまうんじゃないのかしらん。
想像ですけど。
 
ところで、現実的には韓国の宇宙開発のことは、ほとんどニュースにならないで
すよね。どうなんでしょうか。ワタシが知らないだけかもしれませんが。