ラテンジャズとしては物足りなかった
20241025(了) |
TITO PUENTE /THE ESSENTIAL RECORDINGS |
CD1 |
①~⑳ |
CD2 |
①~⑳ |
CD/ラテン・ジャズ/Ⓟ&ⓒ 2016 The Primo Collection/Made in the EU./中古 |
<★★★~★★★★△> |
バンド・リーダーであり、バンド名であり、パーカッショニストであったティト・ |
プエンテ。 |
何枚も持っているくせに、2枚組の寄せ集めを手に入れてしまいました。 |
重複するだろうなぁと思いつつ、知らないトラックがたくさん入っているかもし |
れない、と、つい。 |
This Collection celebrates the early career of the artist who will be |
forever remembered as ‘The King Of Latin Music’,a musical pioneer |
who fused Latin and Jazz to create his own unique musical blend |
that today remains a joyous, irresistible,compulsive dance music. |
CD1: |
昔っから、ラテンとジャズを融合させようと頑張ったプエンテとはいえ、①だけ |
は1949年と極端に古く、こればかりは古色蒼然。音域狭く、ラテンの歴史的 |
な録音という感じですね。 |
②からは50年代中盤。ジャズでもこの頃からステレオ録音が始まっていたはず。 |
(ワタシの記憶では、ステレオについちゃあ、クラシックはジャズよりちょっと |
だけ遅かった) |
なので②から⑥ぐらいまではおそらくモノーラル。(実はよくわからない)でも |
音質は徐々に良くなっている感じですね。途中で「古色」がなくなる。そして⑦ |
あたりからはステレオになり、音質もぐっと上がっている。(ジャケットの少々 |
ぼけたプエンテの写真のイメージ) |
そして⑩になると響きも豊かになり、現在のものとほとんど遜色なくなる。それ |
に、なんたって⑪から⑲までは「知ってるやん!」 ダブってました。 |
演奏の精度もジャズ度(なんて言葉はワタシの造語だけど)も上がっている。ワ |
タシにとっておなじみのチューンが納められていました。(曲名見りゃわかんだ |
ろと言われても、こうした曲名ってワタシほとんど覚えないのです・・・) |
ところで、最後の⑳だが、これはCollazoと作曲者らしいものが書いてあるものの、 |
これは「アフリカもの」でしょう。ワタシにはそう聞こえた。このストレートな |
アフリカはワタシには珍しい。例えばブラジルにはアフリカを連想させる音楽が |
あるけれど、いわゆる「ラテン」にそういうのがあるとは気づいていませんでし |
た。いや、あってもいいんだけどさ。さて、2枚目はどんな感じだろう。1960年 までのものなんだけどね。 |
CD2: |
①と③はアフリカ由来・・・ |
と、ここまでは真面目に書いたんですが、めんどくさくなりました。というのも |
・・・ |
英語でも書いてある通りで、60年までのアルバムから、ちょこちょこひっこ抜 |
いたような2枚組で、実際はその後だってたくさん録音している。しかもワタシ |
が好きなジャズテイスト含みの楽曲が、60年代以降に多いようなのに、ここで |
は僅かしか入っていない。CD1には9曲ほど知っているチューンが入っていたの |
ですが、この2枚目では、知っているものが少なく、まあそれはいいとしても、 |
ジャズテイスト入りも少なかった。 |
ずばりチャチャチャ、マンボとアフリカ系でございというものが大半。 |
ダメというんじゃ全然ない、CD1よりは実はCD2の方に好きなものが多いぐらい |
だったのですが・・・、期待したのとは違っていたということなのです。 |
ちょっと残念。とりあえず、、、チョイスミスだったかなー。 |