休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

バーブラ・ストライザンド/ウォールズ

20240825(了)

Barbra Streisand

  WALLS

①What’s On My Mind

  (ストライザンド、キャロル・ベイヤー・セイガー他)

②Don’t Lie To Me

  (ストライザンド他)

③Imagine / What A Wonderful World

  (レノン、ヨーコ/ボブ・シール、G・デイヴィッド・ワイス)

④Walls

  (W・アファナシェフ、A&M・バーグマン)

⑤Lady Liberty

  (デズモンド・チャイルド)

⑥What The World Needs Now

  (バート・バカラック、ハル・デイヴィッド)

⑦Better Angels

  (キャロル・ベイヤー・セイガー他)

⑧Love’s Never Wrong

  (スティーヴ・ドーフ他)

⑨The Rain Will Fall

  (ストライザンド他)

⑩Take Care Of This House

  (L・バーンスタイン、アラン・J・ラーナー他)

Happy Days Are Here Again

  (ミルトン・エイジャー、ジャック・イェレン)

 
 CD/ヴォーカル/Ⓟ&ⓒ 2018 Columbia Records/Sony Music Entertainment/
 輸入/中古
 <★★★★>

追いかけていたわけではないので、このアルバムのことは知りませんでした。
出たのは2018年の秋で、バイデンvs.トランプの中間選挙あたりにぶつけら
れたそうな。イメージとしては『バーブラ(珍しくも)社会的、政治的発言
をする』といったもののよう。④Wallsをアルバムタイトルにしたのも、

その辺の事情を含んだものだろうか。英語のライナーを読む気も気力もない

のでわからない。

 
でも、彼女の臭ーい歌い方で物申されたって、特に中身を気にする気はない
なぁ。今回のハリスvs.トランプのケースでも、それは変わらない。
とはいえ、今ならはイスラエル(ネタニヤフ)vs.ハマスの問題がある。彼女は間
違いなくユダヤ系であることから、果たして現状になにを発言するだろうか。
気にならなくもないが、たとえ聞くことができるとしても、聞くのは躊躇す
ると思う。世界にちらばるユダヤ人やユダヤ系の人々は今どんなことを考え
望んでいるでしょうかねぇ。やれやれ、話を軌道修正・・・
躊躇すると言えば・・・このジャケ写(ライナーの表紙)はどうですか。ち
ょっとどころでなく、気色悪い。(このことも、いいや、知らんふり)
 
さて、歌唱のほう。録音時での彼女は76歳ぐらいですか。表声での高音の張
りはさすがに若干の衰えがあるとはいえ、そのほかは全盛時とそんなに違わ
ない気がします。声量もね。歌手としての鍛錬はさぼっていなかったんだ。
 
彼女自身が楽曲に絡んでいるのが①②⑨で、もちろん知らない曲ですが、ス
トライザンド節というか、もともと彼女向きにできているに違いありません。
ところが、ワタシが知っている曲に、元々彼女向きとは思えない曲がありま
してね、それが③の2曲、⑥、それに⑪。
⑪は他のアルバム(ライブものだったか)で聞き覚えがあって、すっかり違

ってしまっているのですが、そんなもん目じゃないというのが③と⑥。いや

はや強烈!

超有名曲2曲をごちゃまぜにして、しかもバーブラ向きの編曲を施した③に
は、最初、開いた口が塞がらなかったですね。また、変容のさせ方の度合い
バカラックの名曲⑥も負けていなかったし・・・って、このアルバム制作
時にはバカラックはご存命だったわけで、正気だったら(?)こんなアレン

ジは許さなかったんじゃないかなぁ。なんて、想像ですが。★4つは確定。

(5つが満点のつもり)

 

  こういう知識はあまり興味ないほうですが・・・①⑦のキャロル・ベイ
  ヤー・セイガーは、バカラックの奥さんだった人で、歌手(シンガーソングラ

  イター?)として名前は覚えています。その前の奥さんが、個性的な女優

  さん、アンジー・ディッキンソンでした。

 

去年から今年にかけて、バーブラの落穂ひろい的アルバムを2枚聴いて、オ
リジナルアルバムに負けないクオリティにビックリしたから、こんな新しい
録音も聴いてみる気になったわけですが、今じゃもう80歳台に入られてる

わけで、お元気でしょうかね。 

『リリース・ミーⅢ』なんて出たりして・・・ハハハ

 

  関係ありませんが、たまたま9/8の 朝刊にセルジオ・メンデスが83歳で

  亡くなったと載っていました。

  ブラジル’66時代に出したヒット曲は相当な数で、「マシュ・ケ・ナダ」の

  ようなオリジナルのヒットよりは、カバーのヒットが断然多かった。大好

  きでしたけどね、その辺を共通の話題にできる友人はいなかった。高校か

  ら大学にかけてのころの話です。それより、グループ活動を辞めてから出

  したアルバムが素晴らしくてね、一部はYahoo!の時のブログにも書いた

  かもしれない。