| デスプラの傑作サントラ「ARGO」再聴記 |
| 20240726(了) |
ARGO
| Original Motion Picture Soundtrack |
| Music by ALEXANDRE DESPLAT |
| CD/サントラ/ⓒ 2012 WaterTower Music/Warner Bros.Entertainment |
| <★★★★△> |

| CDに入っていたのは、これだけ。 |
| この裏には何もなし。いかにも輸入盤。 |
| 車のスピーカーが片側イカレテいて、もうすぐ修理、というところで入れておい |
| たCDがこれ。 |
| 元々気に入っていたのですが、きっかけがあってまたまた聴いていました。 |
| 何度聴いてもとてもいい出来。 |
| 全体は、音楽の調子というかタイプから言って、大まかに4つの部分に分かれて |
| いまして、それを例えばA―B―A’―B というふうにわけられそうです。 |
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(映画の中で、このように音楽が並んでいたかどうかは、正直なところ、覚えちゃ いません) |
| Aは完全にエスニック風味。どこの国の?と訊かれてもワタシはアラブの音楽を |
| 国別で知っているわけでもないので、あくまでそれっぽい、というもの。でもお |
| そらくはデスプラもそれっぽいメロディやリズムや音色を作ったんじゃないかな。 |
| この映画の舞台(題材はイラン)の国の音楽そのものではないのではないか。 そこ |
| へ西洋風な弦や打楽器の音色を厚くオブリガートさせる感じ。やや不安感の要素 |
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があるが、概ね美しい。もちろん何種類か。このかた、エスニック風味は本当に 上手い。 |
| Bは逃げ込んだ別の大使館だかで身動きできなくなったアメリカの大使館員たち |
| にとって、明るい部分、あるいは大団円の部分の音楽で、短いテーマながら、優 |
| しく大きく、実にいい感じ。ただしここでは、エスニック風味が西洋風なものを |
| 逆にオブリガートしているふう。こんな映画にもったいないといったら怒られそ |
| うですが、言わばアメリカっぽい盛り上がりの傑作メロディ。 |
| で、A’ですが、なかなかくせ者。Aのエスニックなテーマや動機をそうとう「変 |
| 容」させ、リズムのみならずサウンドでも不安やサスペンス感を大いに煽る。ス |
| キャットも効果的だけれど、特異なのが短く漏らす息の音と、タカタカとかトゥ |
| クトゥクとかいったタンギング音を交えるところなどで、面白いアイデアです。 |
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ワタシはこのタンギング音にはだんだん引っかかるようになってしまいましたけ どね。 |
| 映画の感想文に、アメリカの右傾化みたいなものが出ていて否定的だというよう |
| な意見があると書かれているものがありましたが、これはあくまでエンタテイン |
| メントとしての作品だし、主役ベン・アフレックの考えは全部はわからないにし |
| ても、役柄の中の彼が決して明るくない、むしろ不安や悩みが深いという表現だ |
| ったように思えました。右でも左でもない、ニュートラルで暗さの多い人間性の |
| 発露みたいなものだったのではないか。だからというのもナンですが、こうした |
| 面を見た上で、この作品をして右傾化まで考えるかなぁ、という感じでしたね。 |
| スピーカー、直りました。 |
| これで、ブルックナーに戻れます。 |


*
パリ・オリンピックのゴルフ競技(男子)を観終わってからアップしました。
シェフラー(米)の金、フリートウッド(英)の銀、松山英樹の銅メダル確定を
見届けましたよ。参加国の数は32とか言っていたから、米国のツアー競技に似
ているじゃないかという嫌味は当たらない・・・
ワタシ自身はヘタクソですし、もうゴールドティーからなんですけどね、長くや
って来ただけでなく、結構好きなのです。裕福ならともかくプレー費は高いもの
なので贅沢ではありますが、ありがたくも年2回、中学校の同窓会ゴルフをまだ
続けられています。今年の2回目は来月です。
この暑さですからね、贅沢もなにも、練習なんてできやしない。気温が下がりだ
したら考えます。