| 20230425(了) |
映画『TITANE チタン』
| ジュリア・デュクルノー監督/アガト・ルセル/ヴァンサン・ランドン |
| 2021年製作/108分/仏・ベルギー合作/原題:Titane/DVDレンタル |
| <★★★> |

| なんかヘンな予感したんですけどね。予備知識ほぼなしで観てみました。 |
| なんですか、これは。やれやれ、ケッタイな作品観てしもた。 |
| ケッタイだと言っていても、ストーリーを紹介しても、しょうがない気もす |
| るけれど、ほっておく以外にすることもないんで、とりあえず、書きますか。 |
| フランス語らしいどこか。10歳そこそこの女の子を後ろに乗せた車。お父 |
| さんが運転しているが、二人の仲は多分悪い。イラついた女の子がいたずら |
| をし、腹を立てた父親が注意のため後ろを向いて事故を起こす。怪我をした |
| のは娘のほうで、右側頭部の頭蓋骨の一部がチタンに換えられる。 |
| 大人になった娘は新車の上で(というのは仕事だろう)エロいダンスをして |
| 帰宅する。親子の仲は子供の時と同じ。と、ここから俄然ケッタイ。 |
| 追いかけてきた「車」が彼女とセックスをし(?!)、「車」の子を宿す。 |
| どうやらそこまでに彼女は何人も人を殺している。動機はわかるようでわか |
| らない。殺しの道具は髪の毛でもってチタン部分を隠すように留めるのに使 |
| っている金属――火箸か黒い箸のようなもの。 |
| 自堕落な生活の中で更に殺人を犯すほか、きっかけがあり、家を(多分親も) |
| 燃やして出る。(妊娠に気が付いていたんだっけ・・・) |
| チタンが絡んでいるとしか考えられない、黒いオイルのような血液/体液。 |
| 自分で掻把を試みるような時にも見せられる。家を離れる。 |
| 駅で見かけた失踪者の顔に似ているのに気づき、眉を剃りハナを潰し、「さ |
| らし」じゃない、幅広のテープのようなものでオッパイや腹の膨らみを隠し |
| て警察へ。失踪者の男親(民間の?消防署のボスらしい)が「彼女」を自分 |
| の「息子」と認めて彼女を引き取る・・・ そこから第二部の始まり。 |
| 車とチタンが絡んでいるとしか考えられない子供が生まれるまで書いてもい |
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いんですが、どうせ予想をさせないイカレタものなんで、、、その気が失せ ました。 |
| 消防署のボスが老化を病的に気にしていてやたら薬を注射するとか、消防署 |
| 員が仕事を終えると呆けたように踊りまくるとか、妊婦の腹の内側がチタン |
| らしきものでガードされているとか、、、まあいろいろケッタイの種は尽き |
| ないのですが、カタストローフに至っても、で、何?というしかない。いや、 |
| どうでしょう、生理的なものへの影響は強烈にあるんですけど、まさかそれ |
| が評価につながったわけじゃないでしょうし。 |
| 一応ホラーないしサイエンティフィックフィクションのジャンルといえばい |
| いんでしょう。映画通さんたちの意見は聴きたいような、聴きたくないよう |
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な。たいていのかたが観られているんでしょうね。(あるいは始めから観る気 がない、、、) |
| ジャケットにもなんか賞を獲ったとか書いてはあったのですが、ネットを覗 |
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けば、なんと2021年のカンヌのパルムドールじゃないですか。そうだったん だ。 |
| 映画じゃないが、日本の「芥川賞」みたいなもんですか。意表を突いた切り |
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口や価値観・世界観、文体の新鮮な魅力などなど・・・ その時々の選考委 員にもよりますがね。 |