休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『ジュラシック・ワールド 新たなる支配者』

20230207(了)

映画『ジュラシック・ワールド 

                         新たなる支配者』

 コリン・トレボロウ監督//クリス・プラット/ブライス・ダラス・ハワード/
 サム・ニール/ローラ・ダーン/ジェフ・ゴールドブラム/イザベラ・サーモン
 音楽:マイケル・ジアッキーノ
 2022年製作/147分/G/アメリカ/原題:Jurassic World:Dominion
 DVDレンタル
 <★★★△>

カミサンが借りたいというので、今週はこの新作1枚だけにしました。
 
<映画.com>解説から: ジュラシック・ワールドのあった島、イスラ・ヌブラ
ルが噴火で壊滅し、救出された恐竜たちが世界中へ解き放たれて4年。人類はい
まだ恐竜との安全な共存の道を見いだせずにいる。恐竜の保護活動を続けるオー
ウェンとクレアは、ジュラシック・パーク創設に協力したロックウッドの亡き娘
から作られたクローンの少女、メイジーを守りながら、人里離れた山小屋で暮ら
していた。そんなある日、オーウェンは子どもをつれたブルーと再会。
しかし、その子どもが何者かによって誘拐されてしまい、オーウェンはクレアと
ともに救出に向かう。一方、ある目的で恐竜の研究をしている巨大バイオテクノ
ジー企業のバイオシンを追っていたサトラー博士のもとには、グラント博士が
駆け付け、彼らはマルコム博士にも協力を求める・・・
 
シリーズ最後だというんで、これまで観てきた身としては、義理でも観なきゃし
ょうがないでしょう・・・のイメージ
 
主戦場となる施設のやわいボスのスタンスや考え方、企業のありようが、結局こ
れまでと似過ぎであるとともに、恐さがなく芸もない。ピンときませんでした。
でもまあ、最後に懐かしいキャラも3人ほど出てきたし、前作などで自由になっ
てしまっている恐竜たちをどうするか、という点を考えると、落としどころは難
しくて、長尺になったのもやむを得ない。
必ず、無難で甘ったるいという意見が載ったことでしょうが、締めるにはこのへ
んしかないだろうなぁ。原題はだからなかなか微妙な線を言っているわけです。
邦題は意訳のしすぎなのかもしれない。

マルタがついでみたいに出てきて、ヴェロキラプトルとバイクのチェイスがド派
手に続きましたが、主舞台はヨーロッパ大陸に渡り、世界遺産も多いドロミテ、
イタリアの北東部でした。アルプスのすそ野にある巨大な研究施設。
サスペンスは少々緩かったかもしれませんが、映像が今回もすばらしく、美しい
景色やかっこのいい施設の中で繰り広げられるドラマを、安心して楽しむことが
できました。
ボーナス映像にオモロイ、カワユイ短編ドラマが入っていて、笑わせられました。

 

音楽は、凄い感じはしないけれど、ジョン・ウィリアムズの主題の一つをあっち
こっちにこっそり潜ませながら、表に出すことのないまま最後まで通してました。
実はエンドタイトルの先まで流していたので、それも確かだとわかったわけで

す。ジアッキーノ、やっぱりなかなかうまい方だと思います。特にファンタジー

系。

ところで、ワタシはこのシリーズの音楽ではの「ロストワールド」のものがど
ういうものか好きですね。なんたって、その見事な推進力。
もともとのよく知られた主題は、歴史に残るものだと思うけれど、ジュラシック
・・・といったら、ワタシはこの両方が双璧。皆さんはどうでしょうか・・・
こういう話ができる人間、もう周りにいませんので、わからない。
そうそう、と言えば、今回のには、ジュリアン・ムーアが出てませんでした。
お話を工夫して出ておれば、もっと長くしなきゃならなくなったかも。