休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『グリーンランド 地球最後の2日間』

人間は恐竜みたいにはいかないぞってんだ

20220903(了)

映画『グリーンランド 地球最後の2日間』

  (監督)リック・ローマン・ウォー//ジェラルド・バトラー/
      モリーナ・バッカリン/・・・スコット・グレン
  (音楽)デヴィッド・バックリー
   2020年製作/119分/G/アメリカ/原題:Greenland/DVDレンタル
   <★★★>

(映画.com解説から) 突如現れた彗星による世界崩壊までの48時間を、普
通の一家の目線で描いたディザスタームービー。突如現れた彗星の破片が
隕石となり地球に衝突した。さらなる巨大隕石による世界崩壊まで残り48
時間に迫る中、政府に選ばれた人々の避難が始まる。建築技師の能力を見
込まれたジョン・ギャリティ、そして妻のアリソンと息子のネイサンも避
難所を目指して輸送機に駆けつけた。しかし、ネイサンの持病により受け
入れを拒否され、家族は離れ離れになってしまう。人々がパニックに陥り、
無法地帯と化していく中、生き残る道を探すギャリティ一家が目にしたの
は、非常事態下での人間の善と悪だった・・・

これはカミサンが借りていたDVDの一枚。今週はワタシはこれだけ。
このところ、映画選びにリキが入ってません。
 
CGを駆使した大スペクタクルSFだろうと思っていたところ、そういう面も
あるものの、描きたいのはスペクタクル自体ではなく、すったもんだの避
難の経緯のほう。彗星の衝突と政府に選ばれた人々の避難というと、『デ
ィープ・インパクト』が構成上のタイプとして近いかもしれませんね。デ
ィザースター(巨大津波)からひたすら逃げる。
 
こっちは、恐竜を絶滅させたヤツよりでかい隕石が衝突するので、政府は
急遽生き延びさせる人間を選んで結構安直、明け透けに連絡し、グリーン
ランドに作ったシェルターに逃げ延びさせようとするんだが、当然ながら
いろいろあってこの家族にとって上手くいかない。
もとよりこの3人家族には問題があって、かなり前から夫婦の危機を迎え
ているし、子どもには重い持病がある。子どもの病気のために、せっかく
政府に選ばれたのに拒否されるなんてのは序の口で、「非常事態下での人
間の善と悪・・・」と書いてあるうちの「悪」と不運に、徹底的に翻弄さ
れる。果たして「善」はあるのか?助かる方法はあるのか?
この辺が見所なのですな。(まだやるのか?時間ないぞ!と気をもませる)
そもそもたった48時間しか残ってない中で、この逆境を凌げるもんかね、
と思いつつ観ます。これで助かったりなんかしたんじゃ、助からないその
他大勢に悪いし、、、えー、まさか、ホントに助かってしまうの?

音楽は可もなく不可もなく。まあこんなもんでしょうかねぇ。
 
疑問点がやたらとありまして・・・点数、かなり甘いかも。
 ・あのような混乱状況の中で、田舎の父親のところに、そう簡単に行ける
  はずがないのではないか。
 ・グリーンランドのシェルターに、最後、あんなにとんとん拍子に行ける
  はずがない
 ・民間の古ーい双発の旅客機が「あんなデコボコな所」に不時着できる?
 ・そもそもあれは本当に政府のシェルターなの?
 ・どうして勝手にやって来た民間人を受け入れるだろうか?

 ・シェルター暮らしが9ヶ月で済むんかいな?(これが一番かも・・・)

 

カミサンには面白かったそうなので、あれこれ言うこともないと思います、

カミサンにはね。でもワタシとしては一応ちょっとはジタバタしてみました。