休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『ミッション・マンガル        崖っぷちチームの火星打上げ計画』

20220315(了)

映画『ミッション・マンガル 

      崖っぷちチームの火星打上げ計画』

ジャガン・シャクティ監督//アクシャイ・クマール/ビディヤ・バラン 他美人たち
  2019年製作/130分/G/インド/原題:Mission Mangal/DVDレンタル
  <★★★>

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<映画.com>解説から : アジアで初めて火星の周回軌道に探査機を到達さ
せたインドの実話を基に映画化。2010年、インドの宇宙事業の命運をかけた
ロケット打ち上げが失敗に終わり、責任者のラケーシュとタラは火星探査プ
ロジェクトという閑職に異動させられる。誰もが実現不可能だと考える火星
探査だったが、タラは家庭での料理方法をヒントに、小さなロケットで探査
機を火星に送る画期的なアイデアを思いつく。低予算ながらプロジェクト始
動を承認されたものの、集められたスタッフは経験の浅い女性ばかり。始め
はバラバラのチームだったが、ラケーシュのリーダーシップと女性たちの節
約アイデアで、僅かな予算で打ち上げを成功させるべく結束していく・・・
 
実話ですからね、IT大国インドは、こうした科学技術もすごいんだなぁ、と。
保有国というぐらいだし、、、今度のロシアのウクライナ侵攻に当たって、
対中国では仲が悪くても、ロシアへの制裁には賛成しなかったし、、、
ま、やめときましょう。
 
軽快な調子で作られた楽しい作品でした。
予算が限られた火星探査ミッションに追いやられた男リーダーとサブリー
ダーの女性に与えられたのは、お金だけでなく人事的にも実績のない人ば
かり6人。一応それぞれ専門家ではあるのだけれど爺さん一人を除いてみ
な若く、4人が女性。しかも女性は全員美人。
サリーを身に着けた女性だと、先入観みたいなもんだけれど、どうも科学
分野の専門家、俗にいうリケジョに見えてくれない。ワタシが悪いんでし
ょうけどね。道具立てが少々貧弱に見えたこともあるかなぁ。
でも、若い女性たちが集められるにあたっては、それぞれが日常に絡めと
られつつも優れた人材であることうを見せてくれる。そういう紹介にあた
る部分が、いささか古臭いと言えば言えるものの、楽しく見せる効果もあ
る。あとは、のんびりやってりゃいいものではなく、限られた時間で開発
と実施が必要だということになって、俄然お話が活気づく。結局乏しい予

算の生かし方にストーリーを奉仕、収斂させてしてゆくと言ってもいいか

んじでした。

 
『パッドマン』という楽しい映画がありまして、そのスタッフが集まって
製作されたらしく、そのせいか、両者はなにやら似た作り(の面白さ)だ

ったみたいな気がしました。生理用品と火星探査じゃ、えらい違いなのに

ねぇ。

そして、アメリカ製の『ドリーム』という、黒人女性3人が数学系の能力
でもって衛星の開発に携わり、人種差別と性別の壁にぶち当たりながら大
活躍する映画を思い出し、較べることになりました。共に実話をもとにし

ているらしいのに、エンタメとしての質もリアリズムの質も随分違うもの

に仕上がっていましたね。(異論も出そうですが、、、議論してくれそう

な人が周りにはいません)