休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

武満 徹/『弧』 のことなど

20220305(メモ了)

武満 徹/『弧』第一部 &映画音楽

 

下の武満徹の記事に反応して・・・ +α

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音楽鑑賞記というほどのものではありません。
ちょうどこの記事を切り抜いたころ、カミサンがテレビで心中天網島
いうのを観たと言っていたのです。(なんと懐かしい!)
映画自体のことをなんと言っていたかは忘れたが、音楽のほうはホラーっぽ
くて面白かったとかなんとか。
これ、武満の音楽だったのはちゃんと覚えてます。
それより、カミサンが武満の音楽に反応したのが珍しいし、なんとその頃切
り抜いたのが武満の曲のコンサートの記事という偶然も珍しかった。

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   ビクターの音源を使ってタワーレコードが企画したシリーズやったん

   やね。こういう帯も妙に懐かしい

 

そんなことで、記事で触れている『弧(アーク)』を探し出して2-3度、車
の中でかけてみました。記事のコンサートは全曲らしく、演奏が難しいとか。
こっちのCDは「第1部」だけ。
全曲、聴きたいと思ったけれど、これしか持ってません。
「アーク」自体はあまり印象の強い曲じゃなかったのですが、久しぶりの武満、
他のもっと知られた3曲のほうも含めて、皆素敵でしたね。
 
ところで映画音楽も多かった武満なので、時々は手に入れたりしてきましたが、
カミサンの観た『心中天網島』ともうひとつ『いのちぼうにふろう』は、共に
学生時代に観て、映画自体も面白かったんだけれど、音楽がさらにインパク
がありましてね、いつか聴いてみようなんて思ったんでした。
オッサンになってから武満の音楽はいろいろ手に入れて聴きましたが、これら
はいまだに手に入れられずに、いつの間にかこっちはジジイになっちゃった。
二つの映画音楽は、思い立って探したことは複数回あります。
武満は亡くなり、このCDの指揮をしている岩城宏之も亡くなってしまった。
 
 このCDの「アーク」第1部の録音は、作曲されたてのほやほやの曲だっ
 たんだ。
 
ま、それだけのメモです。
 
大阪でのコンサートだったら、行こうかどうしようかって、ちょっと悩んだ
でしょうね。

 

 

(ついでに)20220312

もはやカリスマ的になったロシアの指揮者ワレリー・ゲルギエフの記事が、2

度続けて新聞に載りました。

一つは、首席だったミュンヘン・フィルを下されたという小さい記事。(3/8

頃)もう一つは「ロシアの音楽家 政治とのはざまで/指揮者ゲルギエフ氏 国外

の職を続々降板」と題された長い読み物(3/11)。

この方はプーチンの特命を受けて、へこんでいたロシアのクラシック音楽界を、

マイリンスキー歌劇場を皮切りに立ち直らせたことで世界中から褒め称えられた

が、今は、プーチンに近い人物であって、当然のように外され続けている。

しかしこれらの記事のどこにも、ゲルギエフのコメントも意思表示もない。なに

も語っていないようです。

 

更に、今日3/12の記事(多事奏論というよく見るコラム)からは、、、

音楽自体も外されて、プログラム変更になっているらしい。例えばチャイコフス

キーの「序曲  1812年」なんて・・・ ああ、なるほどね、ロシアでナポレ

オンが痛い目に遭わされた話を題材にしたものだもんなぁ。フランス、あるいは

西側からすれば、一種の敵性音楽・・・

音楽(文化)に対して修正を強要するソ連政府に、音楽の中でいろんな手管を使

ってかなり抵抗したショスタコーヴィチなんかはどうなんだろう、、、

ま、まだ語れる時期じゃないか・・・

 

  (毎日暗い気持ちで眺める新聞・・・ なんとなんと、間抜けもいいとこ。

   武満の音楽会、ゲルギエフを中心にした長い記事、そしてすぐ上の多事

   奏論は、3つともすべて同じ方の書かれたものでした。)