休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『フランシス・ハ』

20211230(了)
映画『フランシス・ハ』
 ノア・バウムバック監督//グレタ・ガーウィグ/ミッキー・サムナー
 2012年製作/86分/アメリカ/原題:Frances Ha
 <★★★△>

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〈映画.com〉解説から;・・・ウェス・アンダーソン作品の脚本にも参加して
いるノア・バームバック監督が、ニューヨークを舞台にモダンダンサーを目指す
主人公の女性フランシスと、彼女を取り巻く奇妙な友人関係を、モノクロの映像
でいきいきと描いたドラマ。モダンダンサーを目指し、ニューヨーク、ブルック
リンで親友ソフィとルームシェアをしながら楽しい日々を送っていた27歳のフラ
ンシス。しかし恋人に振られ、ソフィとの同居生活も解消になってしまったこと
から、居場所を求めて町を転々とするはめになる。周りの友人たちは次々と身を
固めていき、焦りも感じたフランシスは、自分の人生を見つめ直していく。主題

歌はデビッド・ボウイの・・・ ・・・グレタ・ガーウィグが主演し、監督と共

同脚本。

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「フランセス・ハ」じゃないの?
 
この娘、アブナイ・・・ 親しい「友人」や男とは上手くいかないし、ダンサ
ーとしとてもどう見ても才能がないのだが、ダメ出しされても自分のダンスに
拘っている。で、映画の進み方としてはそんなふうじゃないようなんだけれど、
彼女の目なんか落ちくぼんでいるしねぇ、しばらくは、おしまいに自殺でもし
ちゃうんじゃないかと要らぬ心配しちゃった。
 
一つ一つのトラブルやもめごとはみな大きいのに、なんだかするりするりと流
れて行く。ちゃんと克服している表現て、あるのかね? 
ただね、エエカゲンかもしれないものの、さりとてこれをダメ女とも言いにく
い。ひたすら、映画は深掘りをしない。本当だったらしんどいものばかりなん
だけど、、、ということで、アブナイんじゃないかと感じた次第で、そんな方
もそこそこいたんじゃないか。
監督や脚本にはめられたわけじゃないと思いたいね。そんなこと、狙ったわけ
じゃないんだが、たまたまそんな効果が出ちゃった・・・みたいな。それとも
(観方が一面的な)ワタシだけだったりして・・・
 
この映画の深刻ぶらない流れ方(つまりフランシス)は、決して好きだとは言
えません。でもね、感性自体は昔からいやほど見て知っているというか、わか
るような気はします。
上記の「誤解」(!?)のために、記憶に残ってしまいそうです。

そうそう、モノクロ映画なのに、時々なんだかカラーみたいな感触がありまし

た。

タイトルは、たまたまのもので、深い意味などはないが、「カワイイ」ですね。