休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

デイヴ・パイク 4 クラシック アルバムズ

20211212(了)

DAVE  PIKE 

 Four Classic Albums

(CD1) 74:17

It’s Time For Dave Pike

 ①~⑧
  バリー・ハリス(p)、レジー・ワークマン(b)、ビリー・ヒギンズ(ds)
  1961年2月、ニューヨーク

Dave Pike Quartet - Pike’s Peak

 ⑨~⑬
  ビル・エヴァンズ(p)、ハービー・ルイス(b)、ウォルター・パーキンズ(ds)
  1962年2月、ニューヨーク
(CD2) 77:56

Bossa Nova Carnival

 ①~⑧
  クラーク・テリー(tp)⑤⑥、ケニー・バレル(g)②④⑤⑦、
  ジョー・パウロ(cabasa)、クリス・ホワイト(b)、ルディ・コリンズ(ds)
  1962年9月、ニューヨーク

Limbo Carnival

 ⑨~⑰
  トミー・フラナガン(p)⑩⑫⑭⑮⑯、レオ・ライト(sax、fl)⑨⑪⑬⑰、
  ジミー・レイニー(g)⑨⑪⑬⑰、アーメド・アブドゥル・マリク(b)⑩⑫⑭⑯、
  ジョルジュ・デュヴィヴィエ(b)⑨⑪⑬⑰、レイ・バレット(conga)、
  ウィリアム・コレオ(ds)
  1962年12月、ニューヨーク

 

  デイヴ・パイク(すべてのヴァイヴとうなり
  CD/ジャズ/2枚組/Ⓟ&ⓒ 2017 AVID LIMITED/英/輸入

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「パイクス・ピーク」が<★★★★>、そのほかが<★★★☆>ですかねぇ。
いや、全体がもうワンランク上でもいいかもしれない。
思ったよりうんと素敵でした。
もともと知っていたのが「Pike’s Peak」のみ。学生時代に行きつ
けのジャズ喫茶で聴いた。ピアノがビル・エヴァンスだったからです。 ビル
エヴァンスにはいかれた人が多かったな。リヴァーサイドとかヴァーヴと
か、マイルスのグループに加わった時のものとかね。
この「Pike’s Peak」をそれほど素敵だと思ったわけじゃなかった
ような記憶があるんだけど、「なんたってビル・エヴァンス」でしたからね。
祀り上げちゃってた。で社会人になってから、廉価盤が出た時、LP買いま

した。それでもやっぱりエヴァンスとしては最高に素敵というわけじゃなか

ったと思う。(ジャケットは右上のもので、よく覚えています)

 
なぜか近ごろ思い出してリストアップしていた中から、パイクの名で集めた
ものの価格が下がったので、ふと聴いてみようと。
ワタシとしては、エヴァンスがメインでパイクはついで。
ところが、なんだい!パイク、いいじゃないか!ですよ。へぇー、そうなん
だぁー。
ヴァイブ奏者なんていっぱいいるのに、ミルト・ジャクソンと、あまり名奏
者扱いされていないかもしれない、ピアノと両方をこなすヴィクター・フェ

ルドマンぐらいしか意識せず、聴くことも少なかったから、しょうがないん

だよね。

 
今回このCD2枚組、アルバム4枚分をかけてみて、どれも軽く楽しいだけじ
ゃなく、非常にレベルの高いジャズアルバムになっていると感じました。
その上で言うなら、「Pike’s Peak」が一頭抜きん出ているのは確
かで、しかもそれが決してビル・エヴァンスの働きだけによるのでなく、こ
の時はまだ弱冠23歳(?)のパイクの、唸りは慣れるまでは少々うるさか
ったものの、ヴァイブの技術も乗りもよく、かつコンボとしてよくまとまり、
センスと推進力~ドライブ感~が良くかみ合っていましたね。今更だけど。
ま、サイドメンを見ればわかるとおり、皆一流だったんだ。
ピアノだけでも、バリー・ハリストミー・フラナガンなんですから。
そういった連中を集めてレコーディング出来たパイクが優れたジャズメンだ
ったってことでしょう。
 
そういや、つい名を出したヴィクター・フェルドマンも懐かしい。
何か、探してみますか・・・
 
ということで、これ以上書いてもしょうがない。
始めに書いた通り、全部<★★★★>でもかまわなかったかも。

おっ!いいねぇ!だけでいいのに、60年前のアルバムに、何言ってんだか

・・・

ま、今のワタシってことです。

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