休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『一度も撃ってません』

20210427(了)

映画『一度も撃ってません』

   監督;阪本順治/脚本;丸山昇一//石橋蓮司/大楠道代/
                   岸部一徳/桃井かおり
   音楽;安川午朗
   2020年製作/100分/G/日本/DVDレンタル
   <★★★☆>

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<映画.com解説>から:・・・阪本順治監督、・・・丸山昇一脚本によるハ
ードボイルドコメディ。18年ぶりの映画主演となる石橋蓮司が、冴えない小
説家と伝説の殺し屋という2つの顔をもつ主人公を演じる。ハードボイルドを
気取る小説家の市川進。 まったく原稿が採用されない時代遅れの作家である
市川には伝説の殺し屋・サイレントキラーというもう1つの顔があった。
しかし、彼は一度も人を撃ったことがなく、旧友である石田から依頼を受け、
標的の行動をリサーチするだけだった。しかし、石田が中国系のヒットマン
から命を狙われたことから、市川にも身の危険が迫る・・・
 
スマホを触る連中がまわりにうじゃうじゃいる世界で、――「ハードボイルド
だど」と言っても知らない方ももうゴッチャリいる世界で――ハードボイルド
なるものを組み込んでみたら、たとえばこんなふうだろうねぇ、というような
お遊びの世界、戯画。ギャグやパロディ満載。眉を顰めつつ、クスクス・・・
内藤陳さん、これ観たらどんな感想をもたれたことでしょう。
 
現実の世界とのつなぎ役というふうなのが二人います。
1人は、退職間近の編集者がその後を託そうとしている若い編集者。 「ハー
ドボイルド」なんてものを完膚なきまでに叩きのめす言葉を吐く。
今一人は、冴えない小説家の妻。彼女は一応小説家の夫しか知らないのだが、
どうも夫がヘンだと思うと同時に、自分の存在の意味のボケ具合に悩んでも
いる。映画は特に彼女(リアリズムとの関係性)の描き方は難しかったことで
しょう。主題の一つだったかもしれませんね。何度かしてしまうクスクス笑い
の中身にも、大いに関係があるわけで。
 
もう消えていて当たり前の世界が、都会の片隅に生き延びている。けったいな
感じ。当然ながら消えゆく寸前という描かれ方、終わり方、でした。その描く
方法論すらも然り。
 
よくこんなもの作りましたねぇ。
とても楽しみました。
 

音楽はけっこう崩したようなジャズ中心で、映像を観ながら即興をやってみた

というふう。面白くなりそうなのに、まあまあ無難という出来。