| 確かミステリーというふれこみだった気がしましたが、情報屋のことだっ |
| たのですね。いやミステリーには違いないんですが、それがなんともシン |
| ドイ情報屋。なかなか重たいドラマ作りになっていました。 |
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| 訳ありの罪で20年の服役をこなしていたピートが、麻薬組織やそのボス |
| を潰すためにFBIに情報屋として協力する約束で刑務所を出してもらって |
| いたが、ある時、NY市警の潜入捜査官と組織内で鉢合わせ、大トラブル |
| に発展。NY市警のみならず、FBI、麻薬組織からも危険視され、FBIの最 |
| 後の手段として、組織を動かしている親玉の情報などを得ることのために |
| 刑務所に潜入させられるのだが、思うにまかせず、FBIに見放され、悪の |
| 巣窟と化していた刑務所の中も敵だらけで、絶体絶命に・・・ |
| アクションもののストーリーなんですが、実際は危険極まりないうえに重 |
| たるく不穏の連続。 |
| ピートは自分の命のみならず、無防備としか言いようのない妻や娘の心配 |
| でも気が気でない。 |
| 果たしてピートと彼の家族はどうなってしまうのか・・・というお話。 |
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| FBIの主要キャスト2人にクライブ・オーウェンとロザムンド・パイクが扮 |
| していて、どう見てもこの二人が上手くいく雰囲気じゃないのが見えている |
| ので、FBI側が一枚岩でないことが、ストーリーに大きく影響を与える予想 |
| が当たります。それも見どころ。(なんですが、実はその辺が少々不満だっ |
| たかも) でもなんにせよ、情報屋というと、鵜飼いの鵜みたいで、普通立 |
| 場が弱いもんだからハラハラさせられるし、もともと暗い調子であったこと |
| もあって、ピートと家族はどうしてもあまりいい結末は望めないよなあと、 |
| と思いながら観てしまいました。で、ピートひとりでがんばっちゃう。 |
| 刑務所のなかの緊張感はすごい。 |
| 実際は決して悪い終わり方ではありませんでしたけどネ。 |
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| 原作はアンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレムの「三秒間の死角」 |
| で、ミステリー。日本じゃ別にベストセラーなんかじゃないけれど、本国ス |
| ウェーデンじゃ、そうだったんでしょう。 |
| 2021年版「このミス」の海外編の9位に、この続編「三分間の空隙」が |
| ベストテンにランクインしていました。 |
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| 音楽は知らない方たち。ところどころの尖った現代音楽調はよかったが、 |
| それ以外は平凡な感じでした。 |