〈映画.com解説から〉 ・・・これまでに3度映画化されたハイジャック事件 |
を・・・ハイジャック犯目線の要素や新事実などを盛り込んで描いた政治群像 |
劇。1976年、イスラエル・テルアビブ発パリ行きのエールフランス機が乗っ |
取られるハイジャック事件が発生した。500万ドルと50人以上の親パレスチナ |
過激派の解放を要求する犯人に、多数の国民を人質にとられたイスラエルの首 |
首相は交渉の道を探りながらも態度を保留する。犯人との交渉に反対の意向を
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示す国防大臣は、士官らとともに秘密裏に人質奪還計画を進めていく・・・ |
狙いは三つ。可能な限り史実に即し、正確を期すること。イスラエル政府内の |
水面下での政治的駆け引きを描くこと。そしてテロリスト側である犯人グルー |
プの内面に踏み込むこと・・・ |
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何度も映画化された有名な話というわけなのね。 |
知りませんでした。新解釈でなく史実への即しかたの工夫、ということなんで |
しょう。 |
ラビン首相やペレス国防相、エンテベ空港のあるウガンダのアミン大統領なん |
て名は、まだ覚えてました。 |
パレスチナ人のテロリストグループの中に、ドイツ系の男女(男は軟弱な理想 |
主義者、イラつく女は一見強硬なんだが、結局革命にシャカリキというわけ |
でもないみたい)が含まれていていたこと。テロに駆り立てたものはパレス |
チナ人のものとドイツ人のものとでは、けっこうねじれていて、わかりにく |
い。突きつけた要求は一応わかったんだけれど。でもグループの内面は想像 |
&創造。制圧された時、みんな殺されたのだから、たいしてわかりゃしない。 |
ハイジャックされた飛行機の乗務員関係と客たちの話からの類推なんだろう。 |
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一方、イスラエル政府内での主にラビン首相と国防大臣ペレスとの駆け引き |
が、強烈に描かれる。こっちはわかっているから正確(なんだろう)。あく |
まで政治的なラビン首相と、ナショナリズムの国防大臣と軍隊。たぶん今と |
そう変わらないんだろうな。その後ラビンは暗殺されてしまった。イスラエ |
ルとパレチナはいまだにご覧のとおりだ。 |
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イスラエルの制圧部隊のリーダーの苗字がネタニアフといった。突入時に亡 |
くなってしまう(制圧側唯一の死者だとか)んだが、現在の首相と同じ名だ |
し、パレスチナとの関係改善に向かおうという気がまるでないところなんざ、 |
ゆかりの方なんじゃないかと思わせますね。 |
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エンタテインメントではないと感じました(でしょ?)。 選択ミスかも。 |
バイデンさんに代わっても、パレスチナはドモナランと思う。 |