休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

サクソフォン・トリオコンサート

20201113(了)

サクソフォン・トリオコンサート
 
  11:30~12:40
  <★★★★>

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カミサンが持ち帰っていたチラシの内、二つほどとっておいたものの一つ。
もうひとつはジャズのピアノトリオ。
小鳥の餌、犬ころの餌も適当に用意したら、ちょうど時間になって出かけ
ました。といっても歩いて5-6分。
当日券500円!こんなジャンルなら小ホールだっていっぱいになるはずも
なかろう、当日券で、と。
ランチタイムコンサートと銘打たれたもので、今年の春からストップして
いて、久々再開の第一弾だそうな。ワタシにはブランチ前コンサート・・・
限定300人とあって、300人は入ってなかったでしょうが、一席おきの座
席は7割ほど入っていたみたいでした。
 
サクソフォン3本。ホントはクァルテットものが聴きたかったのです。厚
みや柔らかさがもっと出るからね。でも、3本だとまた別の面白さや音色
があるんですね。バス以外は持ち替えあり。厚みがない分、鋭さや個々の
輝き方があったし、この小ホール、とても豊かに響くので、不満はまった
くもちませんでした。
 
(1)と(2)は日本人のもので、そう狙ったものなのでしょうが、軽妙で
楽しいものでしたから、年寄りの多い客ではあったけれど、受けていたみた
い。現代音楽風な感じはなかったものの、十分新しかった。
 
力が入っていたのは(3)のモーツァルトと(4)のアレンジもの。
モーツァルトのK.229-2というディヴェルティメントは初めて聴きました。
クラリネット好きのモーツァルトが、クラリネットより若干大きなバセット
ホルン3本のために書いたものだそうで、5楽章の内4つが演奏された。アル
ト、テナー、バスのサックスで、実にバッチリ!最後のロンド・アレグロ
はちょっと興奮しました。
 
(4)は「魔女の宅急便」「海の上のピアニスト」「タイタニック」をオリ
ジナリティ豊かに繋いだもので、本編よりむしろ繋ぎがとても充実したもの
でしたね。、前三作よりぐっと感覚的に新しいだけでなく、海にちなんだも
のということで、その繋ぎの中へドビュッシー交響詩「海」からいただい
て、三カ所で用いていました。いちいち「なるほど!」エンタテインメント
性たっぷりでした。
 
Osaka Sion Wind Orchestra という100年近い歴史を持つプロの吹奏楽
団のメンバー。演奏技術は優れているし、楽しそうだし、語りも上手かっ
たですよ。(長男の語りも割と上手になってましたが、今はコロナで、ど
んな具合だろう。近けりゃ行ってやるんだが・・・なんてね、関係なかっ
たですね) ワタシには贅沢なコンサートでした。
500円なんて、、、抜群のコストパフォーマンス。近いし。
クァルテットでフランス系のものを聴きたかったし・・・とにかく、いろ
んな組合せで企画してほしいな。
 

木管アンサンブル、大好き!

 
今日はカミサンの誕生日でして、仕事の行き来でケーキでも買って帰り
ましょう。

 

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