休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

変質してゆくものなんでしょうか・・・

(こんなただ今現在の話題を取り上げるのは照れ臭いですね)

 

月刊安心新聞+ という神里達博千葉大)先生のコラム。(2/21)
いつも固めの内容なんだが、今日は割と柔らかめ。ご専門は科学史・・・か。
今盛大に拡散し人間の世界を震撼させているウイルス。
これは細胞すら持たないので、いわゆる「生物」の要件を満たしてはいない
んだけれど、‘常に他の「一人前の生き物」にどっぷり頼って’生きる。
こいつは、風邪系のコロナウイルスで、鼻から喉までの粘膜が古くからの住
処。いやそんなことはよろしい・・・
要するに言いたいのは、宿主にダメージを与えすぎるのは、愚かな選択であ
るし、ましてや宿主を死に至らしめるなんて、愚の骨頂。
だから通常は、いっせいに性質を変えて行って(その仕組みが七不思議であ
り、すごいことなんだけれど)、宿主にとって軽い風邪レベル、いわば「優
しい」方向に進化してゆく。そういう性質を獲得してした株のほうが、より
多くの子孫を作り出せるのだから。
宿主のほうだって徐々に免疫を獲得して、一般的な風邪の病原体の一つに
すぎないものにしていくってのが望ましい。
考えるべきは、そういう段階になるまでの間に、このウイルスが宿主(人類)
に及ぼす影響・・・。いや変質してゆかないと大変なんやけれど、、、


著者は弱い人の視点に立って対応セナアカンデ、というように続けている。
ごもっとも。

・・・この辺までが記事の大意だと思う。


これがエボラ出血熱だったら、とは考えちゃう。
エボラの場合もなんとなく消えて行った(≒見えなくなった)ような感じで
終息したみたいに見える。そうじゃないのかもしれないんだけれど、けっし
て抑え込めたという感じじゃなかった(と、ワタシなんぞは感じている)。 
あれも変質していったから、消えたように見えるんじゃないか。


エボラを題材にしたドキュメンタリー小説、あのうんと怖かった『ホットゾ
ーン』を思い出します。

 

で、いつ性質が変わるというの? 
わかるわけがない・・・まだ早すぎるだろうし、それに、宿主がどんどん死

んでいるというわけでもないんだし。

 

さてさて、安倍首相が思い切ってお触れを出しました。
細部は決まってないことが多く、問題は山のようにあるけれど、蔓延を抑え
る手立てとしては確かに一歩進んだとは言えそうです。

 

ある保育園の先生がテレビのニュースで紹介されていました。
ある園児のお母さんが、明日から子供を休ませることにしますと伝えたら、
その先生が

『ありがとうございます』

と言ったんだって。

 

ことほどさように、しわ寄せはどっと押し寄せるんだとわかります。