休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『孤独なふりした世界で』

あけましておめでとうございます。

この正月、最後にやってくることになる娘が着く前に、最初のアップを
しておきます。神戸で事故渋滞だとか・・・
31日から2日まで、今日来た新聞では大事故、大事件はなかったようで
すね。
ワタシは珍しや、風邪気味です。

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20191219(了)
映画『孤独なふりした世界で』
  原題:I Think We're Alone Now
  監督;リード・モラーノ//ピーター・ディンクレイジ/エル・ファニング/
           ポール・ジアマッティ/シャルロット・ゲンズブール
  2018年製作/99分/米映/DVDレンタル
  <★★★>

〈映画.com解説から〉・・・人類が死に絶えた地球にひとり残ったデルは、誰
もいなくなった町で死体を弔い、空き家を整理しながら、小さな自分だけの楽
園を築いて生活していた。もともとひとりでいることが好きだったデルだった
が、そこへもうひとりの生存者で風変わりな少女グレースが現れ……

 

人類が(なぜだか説明はないが)死に絶えた世界、まあアメリカの小さい新興
住宅の田舎町なんだが、生き残った‘こびと’のデルが自分だけの城として、町
で一人の生活を謳歌している。謳歌はオーバーだけどね。図書館員としての仕
事をしつつ、亡くなって干からびてしまっている住民を、片っ端から順に淡々
と町はずれの墓地へ弔い続けている。まだ三分の一ぐらいだったか。処理が済
んだ家の前の道に白い×印を付けている。その地図の視覚効果がオモロイ!
いたってひとりでいることが好きな‘こびと’。
そこへ、風変わりな娘グレースが奇妙な感じで現れる。ま、ご両人とも十分に
風変り。この娘とのコミュニケーションが前半の山・・・ でもこの先の展開
は書くわけにはいかない。
なんて書いたが、出演者のところにビッグネームが二つ載っかってる。ここで
いうのもなんですが、たいして出番があるわけではない。もっとも意味がなん
ともヘンテコリン・・・、ま、タイトル(邦題)だってけっこうヘンテコリン。

ありがちなSFのシチュエイションなんだけれど、説明がほとんどない。展開は
あるものの、ならば理解が進むかというと、そうでもない。
でも進まないからといって、この映画がつまらなくなっていくかというと、そ
うでもなくて、押しつけがましくなく、不思議とわからなにままのシチュエイ
ションの連続が面白いような気がしないでもないのです。

 

モテモテのエル・ファニングより、「ゲーム・オブ・スローンズ」で受けたこ
びと俳優ピーター・ディンクレイジの暗い表情が、この映画全体を覆っている。
こびとである必然性はないかもしれないけれど、こびとであることで生じたシ
チュエイションは、この映画の見どころになってしまったと言っていいと思い
ます。最初っから目論まれたことかもしれませんね。観るほうからすれば確実
にキャスティングの妙です。

 

ゲーム・オブ・スローンズ」の最終シーズンを、わけあってまだ観ていませ
ん。観られる見込みうす。けっこう気になってはいるんですが・・・