休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『マイ・インターン』

テレビ番組表によると、今晩、これ、地上波でオンエアされたんで

すね。なんだか間が悪い感じだなぁ・・・

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20190919(了)
映画『マイ・インターン

  ナンシー・マイヤーズ監督・脚本//ロバート・デニーロ/アン・ハサウェイ
  原題:The Intern
  2015年製作/121分/米映/DVDレンタル
  <★★★☆>

(映画.com解説から) ファッションサイトのCEOとして活躍する女性が40歳
年上の男性アシスタントとの交流を通して成長していく姿を描いた。ニューヨ
ークに拠点を置く人気ファッションサイトのCEOを務めるジュールスは、仕事
と家庭を両立させながら誰もが羨むような人生を歩んでいた。ところがある日、
彼女に人生最大の試練が訪れる。そんな折、会社の福祉事業で雇われたシニア
インターンのベンが、ジュールスのアシスタントに就く。ジュールスは人生の
大先輩であるベンから様々な助言をもらい、次第に心を通わせていく・・・

 

きっとテレビでも放映したことがあるに違いない。
人気のある映画を観てみました。

だいたい上記解説の通りのようですが、若き女性起業家は、はじめはシニア・
インターンなんて、まるで認めていないというか、まあルールに従って採用し
ただけなのね。だから仕事と言えるようなものは与えない。彼の存在すら忘れ
ていたりする。
なのに、ワタシと同じ年頃のこのインターンは、ほっとかれて仕事がないなり
に、若い社員たちとコミュニケーション。よく観察し、経験値や了見の広さや
奥行でもって、社長以外の人たちと打ち解け、短期間でいわば潤滑油的なあり
ようになってゆく。若きCEOにも少しづつ自分のインターンであるこのオッサ
ンというよりジジイが使えることが徐々にわかってくる。そして何より一緒に
いると落ち着くんだね。おりしも、彼女の生活はますますピンチの度合いを増

しつつある・・・

思慮深く人間的に奥行きがあるというベンの役をデニーロが難なくこなしてい
るというか、そんなに深い演技をやっているという感じじゃない。目立つこと
はしてませんよ、という“演技”。
むしろ、若き女性CEO役のアン・ハサウェイがとってもよく頑張っている感じ
が出て(出過ぎて?)目を引き、きっとこれが受けたんだろうなあと思いまし

た。

実質的に似たような形になるケースはあっても、日本にはここでのシニア・イ
ンターンなどという制度はないよね。人間力みたいなものをうまく培うことが
できたオッサン・オバハン、オジン・オバンをうまく使うという方向は、あり
でしょう。あったら面白いかもしれない。でも、こういうの米国に本当にある

の?
日本でも、こういう女性(CEO)ということなら、増えてきているに違いなく、
きっと大変だろうから、こんなオッサン・オバハンの需要は案外あるんじゃな
いか。障碍ならもちろんたっぷり考えられるだろうけど。
だからこそ、ほぼほぼ夢物語的世界≒映画の世界、結果「快哉」なんだ。