20190802(了) |
映画『特捜部Q カルテ番号64』 Journal 64 |
監督:クリストファー・ボー//ニコライ・リー・カース/ファレス・ファレス/ |
ヨハンネ・ルイズ・シュミット |
原作:ユッシ・エーズラ・オールソン |
音楽:アントニー・レド |
2018年/デンマーク・ドイツ合作/100分/DVDレンタル |
<★★★☆> |
<映画.com解説から> ・・・小説「特捜部Q」の映画化第4作。過去の未 |
解決事件を専門に扱うコペンハーゲン警察の新部署「特捜部Q」。今 |
回彼らが挑むのは、1980年代に起きたナイトクラブのマダム失踪事件。 |
調査によると、ほぼ同時に5人の行方不明者が出ているという。やがて、 |
壮絶な過去を抱える老女と、新進政党の関係者が捜査線上に浮上す |
る・・・ |
ともに特異なキャラのカールとアサドの間に亀裂かと思わせる変なム |
ード。 |
いつものように人を寄せ付けないカールは、30なん年だかも前の事件 |
に猛然と突き進み始め、アサドも転勤寸前の短い時間を、その事件に |
一緒についやすことにする。 |
見つかった複数の死体、いろいろありそうな老女、新進政党などがある |
島に昔あった施設に繋がっているようなんだが・・・ |
カールやアサド、それにパートタイマー的な女子職員にも危険が迫る。 |
根っこは今風な、実に厄介なもの。 |
匂わすなにを言ってもネタバレになってしまうので、言えないのですけ |
どね。 |
解決部分のサスペンスではいささかもたつきますが、米国のテレビドラ |
マのヒーローじゃないんだから、快刀乱麻というわけにはいかないけれ |
ど、それでもこれはシリーズもの。これはこれでいいんじゃないでしょう |
か。 |
とはいえ、テレビ向きと言えるかもしれません。古臭くて真面目なドラマ |
作り。訴えかける力はなかなかに強く、原作の意図をしっかり受け止め |
て作られているんじゃないかと思いました。 |
困ったことにというべきか、もろに・・・社会風刺たり得ていました。 |
今回の音楽はオーケストラをわりとおおらかに鳴らしてましたね。以前 |
の2作か3作はこんなに鳴らしてなかったと思うなぁ。 |