8/10(土)
ワタシとしては得難い経験をした4日間でした。
お〇ん〇んの両側の鼠径ヘルニアの入院手術。
入院も初めてなら、体にメスを入れられるのも初めて。
片方は小腸が、片方は膀胱がはみだしたりへっこんだりしている。
放置しても絶対に回復はしない。さほど急がないが、ひどくなる前に手術
するしか手がないとのこと。
これらを、靴底に入れるメッシュのようなものを下腹の棒の両側に入れて
塞ぐ。そのメッシュはピン留めする。(そのピンは抜くことがないんだと。
そのピンはどこにつなぐの? それにいったい何でできているんだ・・・
訊きそびれたなぁ)
術式は全身麻酔、腹腔鏡手術。気管への挿管なんかもしていたみたい。
(若い医者の、腹腔鏡手術の練習台になったんじゃないだろうか・・・)
しんどかったのは二日目の2時間半近くの手術の後で、痛いし、いろいろ
繋がれて暑くて汗だらだらなのに身動きが取れなかったこと。
点滴、酸素マスク、尿道カテーテル。この3つ目のがなんとも最低の気分
だったこと!
その日中だったか、翌日にかかっていたか、それらが半日以上かけてゆっ
くりゆっくり一つ一つ外されて行ったのですが、いやはや堪えました。
手術というのはたいていこういうことになるんですねぇ。
昨日は回復日。
今日はもう退院。
腹に穴が3つ。
一番大きいのがヘソのところ、その下に縦にあと二つ。下の二つはもう塞
がっている。ヘソの穴はまだで、パックしたところに少し血がにじんでい
る。ヘソの穴から内臓と皮膚の間を切り下ろしていったんやね。
めったに車を運転しないカミサンに、車を運転してもらっての帰還でした。
4日間心なしかウキウキして楽しそうでしたね。それももう終わりじゃよ
・・・
外は強烈なカンカン照り。
ショートパンツにポロシャツで入院したわけですが、病院内がいかに空調
が効いているか、けっこう切実に感じました。
柴犬娘は、「あれっ、トッツァンいてたんや」みたいな顔してました。
家に着いてしばらくして、陽が傾いたころ、今日まではカミサンが柴犬娘
と散歩に行き、今夏初のツクツクボウシが鳴きました。
(病室から)