休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

出勤前に、トランプ

自国の選挙制度をここまで軽んじる指導者が

他にいるだろうか・・・

今日の天声人語の中の文面。
ベラルーシじゃあるまいし」って、これはワタシ、どこかのテレビ番組で
聞いたのを思い出した。
以下、自分の子どもが別の政党の支持者と結婚したらどんな気持ちか、とい
う問いへの答えを1960年と2010年とを比較している。「不満」と答
えた人は・・・
2010年ではまだトランプは指導者ではないのだが、とにかくものすごい
変化。
前者では5%未満、後者では、民主党支持者の33%、共和党支持者の49
%だったそうな。
今はもっとだろう。つまり、分断の溝の深さ。煽られやすい人びと。
あの、赤と青で色分けされた選挙区(州)の図!
ひたすらディールに拘るあのいぎたない誹謗中傷の言葉やフェイクを、聞か
なくて済むようになってほしいワタシと違って、それを許せるトランプ支持
者(共和党支持者とは限らない)の鬱屈やひねくれ具合、困窮などが、いか
に尋常でないか。
西部開拓史の中で、民間が立ち上がってインディアンを逆襲し、残虐を尽く
す、みたいな図を思い浮かべたが、、、スミマセン、そんな簡単な構図じゃ
ない。
バイデン側、やや優勢。大きく残っているのは郵便投票分。
 
今こういう段階に達している。
泥仕合は周到に計画されているようで、佳境はまだ先にあるんだって。
世界中が、固唾をのんで見ている。

 

 

以上は、ブランチのあとメモったもの。

たった今、犬ころの散歩を終え、出勤の準備中。

フラのレッスンが一区切りついたところで、カミサン、おやつを用意

しつつ、「さあ、トランプ観よ」だとさ。

顔を見るのも声を聞くのも嫌、と言っているくせに、、、

実にド派手なイベントです。

 

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散歩の時だけは外します、この「エリザベス」。

中耳炎です。

これで四週続けて通院して、散財しています。きつい。

散歩の時、よくカワイイと言われる。特に子供たちに。

ですが、このところ、やけにくっきり出てきた眉毛っぽい模様。

カワイイより可笑しみのほうがワタシには先にたつんですけど

ね。

 

ジャズ・クルセイダーズ/ハッピー・アゲイン

クラシックより新しいのに、懐古趣味、だね

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20201017(了)

ジャズ・クルセイダーズ 

        / ハッピー・アゲイン

 JAZZ CRUSADERS/HAPPY AGAIN
 
   CD/1995年/ジャズ・フュージョン/ポリドール/邦盤//ⓒ&Ⓟ1995SIN・DROME/中古
 <★★★★>
 

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底抜けに脳天気なジャズ・フュージョンのアルバムです。
これじゃ馬鹿にしていると取られそうですね。まあ、日本のジャズファンだと
ありがちでしょう。今はそうでもないのかな。
ワタシのジャズ事始めはジョン・コルトレーンで、クラシックならさしずめブ
ルックナーだ、などと思ったもんです。でもそれほど時を経ずして、ジャズ喫
茶でこのジャズ・クルセイダーズなんかも耳に入るようになった。学生上がり
の(?)若いグループがリズム&ブルース系からジャズに近いづいたような、
軽くてファンキーなジャズ系音楽で、これもいけると大いに気に入ったんでし
た。その後このグループは「ジャズ」を外し、フュージョンのほうへシフトし
ていったが、こっちはまだまだ知らないジャズが多くて、自然このグループは
聴かなくなっちゃった。
 

その後、メンバーが一人去り、二人去りして(結構好きだったピアノのジョー・

サンプルやドラムスのスティックス・フーパーなど)時間がたち、再び「ジャ

ズ」を付け直して活動し始めたんだね。
 
ジャケットの記憶があったので、安いのをいいことに手に入れてみました。
トロンボーンとサックス以外は元のメンバーじゃなくなってしまって、これじゃ
もう「ジャズ」を付け直した名を使うのもどうかなぁという感じです。
もっとも、その代わり、ゲストと書かれているメンバーがなかなかスゴイ。ラ
リー・カールトン、ヒューバート・ローズ、ドナルド・バード、ボビー・コー

ルドウェル・・・

あれ、ご贔屓のラテンパーカッショニスト、ポンチョ・サンチェスが入ってま

すね。

もともとのメンバー、ウェイン・ヘンダーソンウィルトン・フェルダーの二
人のサウンド(特にヘンダーソントロンボーン)が、ほんの少しだけ昔のジ
ャズ・クルセイダーズを思い出させることはありますが、もう別物というしか
ないでしょう。
でも、そんなことはいまさら、もうどうでもいいんでしょうね。
フュージョン」もジャズの一ジャンル。デイヴ・グルーシンの音楽を聴くの
と変わりない。別に嫌味でもなんでもない。
実に気軽で気の利いた音楽になってます。
 
⑫の懐かしい「YOUNG RABBITS」。
サウンドはまるっきり違えど、これだけが唯一、汗が飛び散るのが感じられる
ような昔のライブ・アルバムにもあった曲。
学生時代に、スピーカーのほとんど真下で、大ノリで聴いていました。

 

映画『荒野の誓い』

20201020(了)

映画『荒野の誓い』
  スコット・クーパー監督//クリスチャン・ベイル/ロザムンド・パイク/
              ウェス・スチューディ/アダム・ビーチ・・・
             (スティーブン・ラング/スコット・ウィルソン
  音楽:マックス・リヒター
  2017年製作/135分/アメリカ/原題:Hostiles/DVDレンタル
  <★★★☆>

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〈映画.com解説から〉・・・産業革命後の開拓地を舞台にした西部劇。1892
年、産業革命によって急速に開拓地や街へと変貌を遂げつつあるアメリカ・ニ
ューメキシコ州。インディアン戦争の英雄で、現在は看守を務めるジョー・ブ
ロッカーは、かつて宿敵関係にあったシャイアン族の酋長イエロー・ホークと
その家族をモンタナ州へ護送する任務に就く。その道中でコマンチ族の虐殺に
よって家族を失った過去を持つロザリーと出会い、彼女も旅に加わることとな
る。一行はなんとか厳しい辺境地を乗り越えたが、ある地点で互いの協力なし
では生きていけない危機的な状況に陥ってしまう・・・
 
ええ邦題とは言われへんね。「敵意ある者たち」あるいは「敵意たち」ぐらい
の意でしょうか、これでもピンときませんがこの邦題よりはましかも。
 
西部開拓のおしまいごろの、ある切り口。
先住民たちの抵抗もそろそろおしまい。でもこういうことも起きていたという
ようなお話で、先住民や白人至上主義の連中や荒れくれたちと軍隊との間で起
きた事件を、ひたすらリアルに描いたらこうなったというよう。
リアルなのは銃などによる殺傷シーンのみならず、クリスチャニティをベース
にした道徳観による己の罪深さだとか、それを都合よく解釈してしまうことだ
とかを、とても生真面目に描いていました。
白人至上主義なんて言葉、今でもごく当たり前に使われるこの世界は、人間の
英知が大したものでないことを証明しているようなもので、まあこんな映画で
も作って飽きずに注意喚起するしかない。
ワタシだって多分人のことは言えない。
なんてこと書いちゃうと、もはやウェスタンじゃないみたいだけれど、これが
これからのウェスタン、という言い方をしてもいいかもしれない。
 
大統領からのお墨付きもあるよ、と、あっさり送り出される感じだが、ニュー

メキシコからモンタナまで行くんで、退役までの最後の仕事とはいえ、護送と

しては、危険をはらんだとんでもない遠さ。
映画での時間の経過がいまいちわかりにくかったんだけれど、きっと何百キロ
もあったんだろうね。次から次と事件もてんこ盛り。でも、散漫になっていな

かった。ちょっとしんどいくらいでしたね。

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音楽はマックス・リヒター。環境音楽の雄だと思ってましたが、最近では「ア
ド・アストラ」でも聴いたように、映画の担当が増えているようです。時にベ
ターっと分厚い鳴らし方をしていて、そりゃあ監督さんの意向なんでしょうね、
これで邪魔にならんのかしらん(例えば見る人の思索の)、と心配になりまし
た。それに、主人公である大尉の考え方が変化してゆくように見える~ある種
の成長をするように見える~から、荘厳さもあってもいいかと思ったのですが、
実は、エンディングがちょっと意外なものだったものですから、へぇ、音楽の

方はこの調子で押し切っちゃったんだ。

こうなるとたちまち「あれぇ?」てなもんで、勝手というか現金というか、「ち

ったぁ転調っぽいニュアンスが覗いてもよかったんじゃない?」の気分で終わっ

た。

 

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東野英治郎似のウェス・スチューディのつらがまえが、幾つかの映画

で見てきてはいるのですが、飛びぬけて素晴らしかったですね。

・トランプさんが再選されるという見方が、まことしやかに紹介された

 りして、ゲッソリしています。

フン虫に夢中

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20201015(了)

フン虫に夢中 ウンチを食べる昆虫を追いつづけて

   いどき えり 著
   監修&解説 中村圭一(ならまち糞虫館館長)
 
        まえがき
 第一章  フン虫入門
 第ニ章  生き物好きのけいちゃん
 第三章  運命の出会い
 第四章  フン虫にはまる
 第五章  分かれ道
 第六章  フン虫へのかわらない情熱
 第七章  ならまち糞虫館、ついにオープン
       (解説) ゴールではなく、スタートライン
 
       2020年9月/伝記/くもん出版/単行本
       <★★★☆>

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読んでみました。
ジャンル的には、とりあえず「伝記」としましたが、“半生”ぐらいがちょう
どいいと思います。なんたって、スタートラインに立っただけなんですから。
 
 
ワタシはこの「ならまち糞虫館」に一度連れて行ってもらったので、一応知
っています。おととしだったかな。
こんな路地にあるなんて思わなかったですね。
そして驚愕したのは、糞虫が、糞虫のみがあの厖大な鹿の糞を食って(処理
をして)いるってこと。これがどれほどすごいことか! なんと、人は何もや
ってないんですよ・・・
なんてね、以前確か書いた。年間の糞のトン数とか数字込みで。
大人にだって十分楽しかった。ワタシがけっこう虫好きだからってこともあ
るかもしれない。子どものころに、虫に興味がなかった人には、案外難しい
ということもあり得るけれど。
糞虫なんて知らない子どもの頃は、例えば角のあるダイコクコガネ(だった
かな)なんて、ワタシは「小さなカブトムシ」もいるもんだなどと思ってま
したっけ。
 
糞虫館は奈良公園のついでに、やっぱり子どもに見てもらうのがいいという
か、必要だと思う。この本も子どもに読んでもらうのがいいな。
糞虫館は、近所の子どもたち以外はそう簡単には行けないだろうけれど、こ
れ読んだら、親にねだって行くコもでてくるかも。
入館料は高くないものの、小さい民家だから、小学生でも、旅行でやってき
た100人とか200人とか、団体さんにいっぺんに観せるのはたいへんだろう
な。そういう場合はどう捌いているんだろう。
 
残念なのは、本のカバーで、、、どう見てもあまり魅力的とは言えない。子
どもが手に取りたくなるだろうか。ワカランけどさ。
 
中村さん、「むしむしブログ」というのを書いておられると載っていたので、
覗いてみました。
マメに更新されています。
 
造り酒屋の一杯ついでに、また連れて行ってもらいましょう・・・

 

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魂のための詩篇集

カナダの実力派合唱団による癒しのコーラス

20201010(了)

魂のための詩篇

                  PSALMS FOR THE SOUL

ジョン・サンダース - John Sanders (1933-2003)
 ①非難 11:12
ヘンリー・ローズ - Henry Lawes (1596-1662)
 ②Psalm VIII 詩篇第8番 2:44
チャールズ・ヒルトン・スチュワート - Charles Hylton Stewart (1884-1932)
 ③Psalm XXIII 詩篇第23番 2:27
リチャード・ウッドワード - Richard Woodward (1743-1777)
 ④Psalm CXXII 詩篇第122番 2:22
ハーバート・サムション - Herbert Sumsion (1899-1995)
 ⑤船で海に乗り出すものは 6:53
ヒューバート・パリー - Hubert Parry (1848-1918)
 ⑥Psalm LXXXIV 詩篇第84番 3:35
チャールズ・ヒルトン・スチュワート - Charles Hylton Stewart (1884-1932)
 ⑦Psalm CXXX 詩篇第130番 2:24
エドワード・C・ベアストー - Edward C. Bairstow (1874-1946)
 ⑧エレミアの哀歌 8:14
レノックス・バークリー - Lennox Berkeley (1903-1989)
 ⑨主は私の羊飼い 4:45
ノエル・エジソン - Noel Edison (1958-)
 ⑩Psalm CXXI 詩篇第121番 2:32
デイヴィッド・ウィルコックス - David Willcocks (1919-2015)
 ⑪Psalm CXXXI 詩篇第131番 1:42
ハーバート・ハウエルズ - Herbert Howells (1892-1983)
 ⑫鹿が谷川を慕いあえぐように 6:43
トーマス・アットウッド・ウォルミズリー - Thomas A. Walmisley (1814-1856)
 ⑬Psalm CXLVIII 詩篇第148番 2:17
アイヴォー・アトキンズ - Ivor Atkins (1869-1953)
 ⑭Psalm CXLIX 詩篇第149番 2:17
チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード - Charles V. Stanford (1852-1924)
 ⑮Psalm CL 詩篇第150番 2:20
 
  エローラ・セント・ジョンズ聖歌隊/指揮:ノエル・エジソン
  マイケル・ブロス(オルガン)
  録音;1999年11月、カナダ、オンタリオ、エローラ・セント・ジョンズ教会 Tot.63:12
  2000年11月/CD/宗教曲/Ⓟ&ⓒ HNH International(Naxos)/中古
  <★★★★>

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(帯紹介文) これは合唱を愛する方々には特にお薦めします。このカナダの
合唱団、澄み切った美しいハーモニーを聴かせてくれるのです。①では20世
紀の音楽らしい、かなり難しい不協和音が使われているのに、合唱団が上手
いおかげで少しも不快ではなく、むしろ同じような楽句の反復に癒されてし
まいます(この曲が特に良い!)。当盤の収録曲は、旧約聖書による150の
宗教詩「詩篇」にイギリス系の古今の作曲家たちが音楽を付けたものです。
ハウエルズやスタンフォード、パリーを除くと殆どが馴染みの薄い作曲家で
すが、どこをとっても心休まる調べに満ちています。
 
 ・・・ ・・・ ・・・
宗教を無視しても(無視できるはずがありませんが)、美しいと感じさせる
ことは否定できない。無理して否定してもせんない。
14人の作曲家。活躍したであろう中心的な年代から見て、17世紀が一人、
18世紀が一人、19世紀が三人、20世紀前半が三人、同後半が六人。

うまく散らばってます。

 
17世紀: 一番古い②はオルガンの伴奏も含め、いかにもいかにも讃美歌。
 今の讃美歌にもこんなのは多い気がする。アーメンが曲に入り込んでいる
 のね。その辺が日本の讃美歌と違う感じ。

18世紀: ④なんですが、②とそう大きく違わない気がする。アーメンも同

 じ。

19世紀: 古い順に行くと、次は⑬でしょうか。オルガンがなんとなく付い
 て主張はまだしない。次が知られた作曲家パリーの⑥。美しいがこれもお
 となしいね。オルガンも地味。19世紀おしまいは、これも知られた作曲
 家スタンフォード(19世紀に入れちゃいました)の⑮。ここまでで最も華
 華しく盛り上がる。オルガンも高音のみならず、重低音も結構鳴らしてい

 る。アルバム最後を飾るものとして最もふさわしいと考えられたのでしょ

 う。

ここまでは完全に古典派やロマン派。だけど和声的には17世紀からそんな
に変わってないというのがミソじゃないか。
 
20世紀前半は、三人、4曲:
 まずはスチュワートの2曲、③と⑦。共にオルガンなし。単純な繰り返し
 の③の静かな祈りの雰囲気がいいですね。⑦はユニゾンから和音に変わる
 時、フワーっと彩色されるようです。いい効果。
 ⑧は知らない人でベアストーというが、曲名はバロック以前でよく取り上
 げられていた「エレミアの哀歌」。①に次いで長い。ここで歌にもオルガ
 ンにもここまでなかった新しい和声(不協和音?)が初めて出てくる。オ
 ルガンの高音でのフルートのような和音も俄然新しく、ワタシにはようや
 くしっくりくる。これはもう讃美歌なんてもんじゃない。
 20世紀前半最後は⑭。若干の新しさと若干の華やかさ。教会音楽から少
 し離れた感じがあるけれど、いかんせん短い。アーメンは組込み。
 
20世紀後半は6人、6曲:
 ①邦訳では「非難」とあるが、もうひとつ「連誦」とも書かれている。紹
 介通り不協和音が絢爛と広がる不思議な魅力がある。不安もしっかりあっ
 て、印象に残る大曲。オルガンなし。 ⑤はベタなイギリスらしいやや古臭
 い合唱もいいが、ところどころのオルガンが素晴らしい。⑨も声部が多く
 不協和音も多いが、①よりはぐっと繊細でオルガンもいい。フォーレっぽ
 いところもいいなあ。一押し! ⑩この曲はこの団体の他のアルバムで聴
 いたことがある。この指揮者の曲。振いつきたくなるような魅惑的なメロ
 ディ!そのメロディでもって最後はアーメンも。 ⑪この作曲家の名は覚え
 があります。はかなげで絶品といってもいいけれど、短すぎる。無伴奏
 ⑫ワタシの好きなハウエルズ。熱い楽曲が印象に強いが、これは太くゆっ
 たりと流れる感じがいい。短いながらオルガンと共にちゃんと熱く盛り上
 がる箇所もある。おしまいの不安な感じもまたいい。
 
このCDは、教会堂の中でなきゃ、夜しか聴けない感じやね。
そして、イギリスものだからでしょう、みな上品。
曲別にだらだら書いたまんまアップしたので、読む人がいたら申し訳ないが、
最後に、年代順に聴くなんてこともしてみたりと、ワタシにしては少し丁寧
に聴いてみました。
ワタシが素敵だと思ったものは、そろって20世紀後半のもの。⑤⑨⑩⑫。
こういう音楽を時々聴きたくなるというのは、子供時代の讃美歌なんかの影
響が、宗教とはかかわりなく(と思っている)脳のどこかにシミのように残
っているのかもしれません。

 

(この前にアップしたのが「ブレイキング・バッド」という、赦しがたい世
界の話だったことから、この清らかな世界との落差は、いくらワタシが宗教
なんて関係ないよ、と言っても、やっぱり小さくない・・・かもね。どない
なんやろう。どうもそういう分析は、よく見かけるし、無意味じゃないけれ
ど、好きじゃない。結局のところ、新しいものに反応しているとわかって、
どこかほっとしてます。)

Breaking Bad

20201006(了)

テレビドラマ『ブレイキング・バッド

シーズン1~シーズン5

                          DVDレンタル

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麻薬を作りまくり、四六時中いざこざという米国のテレビドラマ。
DVDで第5シーズンまで観終わりました。
観始めからここまで、多分2年以上かかってますね。ぽつりぽつりと・・・気
の長いことです。
ガンを宣告された化学の教師(高校?)がメタンフェタミン(俗称ブルーメス)
を、町の若いチンピラと作ることになる。純度が非常に高い。あー、ニューメ
キシコ州なんだ。砂漠がしょっちゅう出てくる。
話は1stこそゆっくりだが、その後どんどん加速し転がって行く。
家の中の不和、チンピラとのいざこざ、麻薬のシンジケートと地方の組織との
いざこざ、親族である麻薬捜査局の捜査官との間合いのいろいろ・・・
いやもう実にいろんなことがろくでもない方向に転がるんだが、何とか切り抜
けて行く。
このタイトルが、「情況が悪いほうに転がって行くこと、悪化」の意味なのか、
「悪い状況をぶち壊して進むこと」なのか、始めは気になったのですが、今は

気にならなくなりました。だって、それって結局同じ意味だから。

 

この米国のTVドラマのことは、以前にも書いたことがあります。まだ観始めた
ころだと思います。シーズン3あたりを観終わった演出家・脚本家である三谷
幸喜氏が月に1回か2回書いている朝日のコラム(まだ続いてます)にこのドラ
マのことを紹介していまして、途中まで観た、面白い、と知人に言ったら、そ

の先はもっと面白くなると言われた、というような内容のものでした。

 

それ以降、ワタシも続けて観始めました。眉を顰めたくなるような話なんです
が、ぐいぐい引っ張られて、1stシーズン、2ndシーズンと観たら、なんと、レ
ンル屋にはここまでしかない。店に文句も言わず、1年ぐらい放置していたら、
3rd、4thシーズンが在庫された。すでに旧作。いそいそ観終えたら、ナンダヨ、
これで終わりじゃないじゃないかぁ!(カミサンはこういうことはすぐ調べる
ほうで、大体どうなるかさえも知っていたらしい。ワタシはそんなことは絶対
しない) しかも、今度は5thシーズンが在庫されていない。ヤレヤレ。
で、半年ほど放置したら、5thシーズンがひょっこり在庫になり、今回観終わ

ったところ。

 

ブルーメスを国外で売りさばこうなんていう進み方はともかく、ほかでエライ
ことになってきた。当然まだ終わりじゃない。
それに、この科学の先生、どんどんバケモノ化してきたゾ・・・
カタストローフになることは間違いないとは思うんだが、でもどんな形でなん
だろう。

次がファイナル・シーズンで、これは恐いもの見たさに似て、どうしても見届

けないわけにはいかない。

アメリカじゃあ2008年に放送され始め、2013年に完結したらしい。ファイナ
ルだって当然旧作。在庫なし。
で、店員さんに、なんとか在庫してもらえんのかとついに訊いてみましたら、
需要はワタシだけのようで、だから答えは「ノー」。
「でも取り寄せはできるし、4巻一挙に借りてくれるなら安くなります」との

こと。こっちにも事情はあって、一挙に借りるのはなぁ、とひとまず引き下が

りました。

(なんで最後だだけ置いてないんだよ、オカシイでしょ!と言うの忘れた)
一枚づつ取り寄せてもらって借りるのは割高だしなぁ・・・根がケチンボなの
です。とかなんとか言いながら、一枚づつ借りることになるんだろうなぁ・・・
今はそんなところです。
(笑ってやってください)(まだボケは来ていない、か、な)

 

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テレビドラマの鑑賞記はほとんど書きませんが、これは面白いので、って、麻
薬を作っているひどい話ではあるし、まだ最後は知らないんですけどね。
化学の先生が主役ということもあって、タイトルや役者名の中に、元素記号
文字つながりのところを、色違いの太字に細工をしていまして、気色の悪い雰
囲気の中、なかなかオシャレ(?)です・・・
ポスター写真にもある通りですが、例えば主役のブライアン・クランストン
ファース・トネームのBryanのところが、画面ではBryan。(臭素
奥さん役の方アナ・ガンの名はAnNa(ナトリウム)という感じ。

 

最終シーズンのみを在庫してないなんて、ひどい話だが・・・
まあ、どんな終わり方をするのか、見届けてやろうじゃないか!って感じで
す。ロクなもんじゃないと普通なら考えるわけだからね。それが案外うまく
終わっているらしい。
 
つまらなかったら、鑑賞記は書かんよ・・・
さて・・・

気になってしかたがないイヤな言葉遣い

もうどうにもならないんでしょうかねぇ・・・

20201021(水)

やむにやまれずメモしたものや切り取ったものを、こそこそっと取り集

めてみました。

どうですか、こういうの。

 ワタシの関心の持ち方は、トランプさんと同列です・・・

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ワタシはテレビを見ていて気付くと、ついついテレビに毒づいたりしてし

まいます・・・

当然カミサンにぶつくさ言われる。「ウルサイ!」 とかなんとか。

 

以下は、居心地悪いというより、嫌いと言っていい言葉使い・・・

・「~様のお電話でよろしかったでしょうか」
   おお、気色悪い。この『よろしかった』ってのが嫌!
   どうでもいい電話だったりすると、アンタ、過去形にするなよ、と
   何度言ってやったことか。
   過去形じゃなく、こういう使い方もあるのかもしれませんけどね。
   「~様(のお電話)ですか」で一向にかまわないではないか。
   イヤなものはイヤ。

 

・「~になります」

   変化して何かになって行くというような本来意味することだったら
   なんてことはないんだが、「これは・・・です」でいいところを、
   わざわざ「これは・・・になります」という丁寧になるような気持
   ちで使っているらしいの、嫌です、猛烈に。勿論、紛らわしいのも
   あるんですけどね。

   これ、特に隆盛を極めつつあって現在進行形で、おさまりそうもな

   い。

 
・「ら」抜き・・・
   でいいもの、悪いもの、、両方使える感じのものなど、日本語の変
   化の最中らしいと思わせる(ホントのところはよくわかりません)、
   いろんな使い方が見られる。でも、、、なんでも抜いちゃう勢いの

   人が(若者中心に)やたらと増えました。あれ?なんかヘンだな、

   と思わなくなってしまっている若者や子供はともかく、いい大人も

   やっている。

   テレビなんかでテロップで流す場合は「ら」を補足している。アナ   

   ウンサーなんかはまずへんな「ら」抜きは使わないから、注意して
   いる(あるいは、されている)んだろうな。

 

このごろは言葉遣いのことがあまり話題になりません。

コロナで見えてきたものが多くて、それどころじゃないと言って

ほしくないですね。

納得のいく権威の解説が聴きたいと思ってます、ホントに。 

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急所と言われてみて思うのは、内容そのものというより、その内容の

伝わり方のニュアンスのほうを気にしている、ということ。

どうなんだろう。

 

上記となんの関係もありません・・・

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            (トイレの使いにくい石鹸)