休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

「ヒト、犬に会う」

10/7(月)

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池澤さんの月一のコラム。
犬の話みたいなんで、つい釣り込まれて読みました。

コンラート・ローレンツの『人 イヌに会う』という本のタイトルのもじり

なんですね。
「こうして人間は言語を得た」
へー・・・、その理屈はじめてです。
脳の肥大の話へつながり、結局ワタシはAIやシンギュラリティを連想して
しまいました。
ここのところ、どんな話題もそんなつながり具合の連想をしがちです。
脳がいくら肥大しても、AIの演算能力には勝てない、無生物に近づいて
あげる必要もないのに、、、「効率」なんてな言葉にどうしても吸い寄せら
れてしまう。それが虚構や妄想でしかないストーリーを生んで、その中でし
か物事を見られなくなる。そんなこと(シンボル機能?)のためだけに脳が
大きくなるんじゃ、しゃあないで! 犬に政権任せてみたらどないやねん!

そら言いたくもなります。

午前中に新聞取りに行ったら、ツクツクボウシが2コーラス鳴きました。
早朝は寒かったけどね・・・

 

さて、時間です。仕事前に散歩済ませてきます。





映画『マイ・インターン』

テレビ番組表によると、今晩、これ、地上波でオンエアされたんで

すね。なんだか間が悪い感じだなぁ・・・

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20190919(了)
映画『マイ・インターン

  ナンシー・マイヤーズ監督・脚本//ロバート・デニーロ/アン・ハサウェイ
  原題:The Intern
  2015年製作/121分/米映/DVDレンタル
  <★★★☆>

(映画.com解説から) ファッションサイトのCEOとして活躍する女性が40歳
年上の男性アシスタントとの交流を通して成長していく姿を描いた。ニューヨ
ークに拠点を置く人気ファッションサイトのCEOを務めるジュールスは、仕事
と家庭を両立させながら誰もが羨むような人生を歩んでいた。ところがある日、
彼女に人生最大の試練が訪れる。そんな折、会社の福祉事業で雇われたシニア
インターンのベンが、ジュールスのアシスタントに就く。ジュールスは人生の
大先輩であるベンから様々な助言をもらい、次第に心を通わせていく・・・

 

きっとテレビでも放映したことがあるに違いない。
人気のある映画を観てみました。

だいたい上記解説の通りのようですが、若き女性起業家は、はじめはシニア・
インターンなんて、まるで認めていないというか、まあルールに従って採用し
ただけなのね。だから仕事と言えるようなものは与えない。彼の存在すら忘れ
ていたりする。
なのに、ワタシと同じ年頃のこのインターンは、ほっとかれて仕事がないなり
に、若い社員たちとコミュニケーション。よく観察し、経験値や了見の広さや
奥行でもって、社長以外の人たちと打ち解け、短期間でいわば潤滑油的なあり
ようになってゆく。若きCEOにも少しづつ自分のインターンであるこのオッサ
ンというよりジジイが使えることが徐々にわかってくる。そして何より一緒に
いると落ち着くんだね。おりしも、彼女の生活はますますピンチの度合いを増

しつつある・・・

思慮深く人間的に奥行きがあるというベンの役をデニーロが難なくこなしてい
るというか、そんなに深い演技をやっているという感じじゃない。目立つこと
はしてませんよ、という“演技”。
むしろ、若き女性CEO役のアン・ハサウェイがとってもよく頑張っている感じ
が出て(出過ぎて?)目を引き、きっとこれが受けたんだろうなあと思いまし

た。

実質的に似たような形になるケースはあっても、日本にはここでのシニア・イ
ンターンなどという制度はないよね。人間力みたいなものをうまく培うことが
できたオッサン・オバハン、オジン・オバンをうまく使うという方向は、あり
でしょう。あったら面白いかもしれない。でも、こういうの米国に本当にある

の?
日本でも、こういう女性(CEO)ということなら、増えてきているに違いなく、
きっと大変だろうから、こんなオッサン・オバハンの需要は案外あるんじゃな
いか。障碍ならもちろんたっぷり考えられるだろうけど。
だからこそ、ほぼほぼ夢物語的世界≒映画の世界、結果「快哉」なんだ。

 

無人兵器

このところ、鑑賞記のネタ作りが不調です・・・

9月末のメモから・・・)

 

津田大介さんが監督だった「愛知トリエンナーレ」は、再開の可能性も
あるみたいだけれど、補助金カットなんてことでも問題が起きていて、
それに反対するデモまで。どうなるのかねぇ。
監督の津田さんの「論壇時評」が予定通り掲載されていた。ちゃんと仕
事はしてはる。
なんとかわかったような気になりました。恐いが面白い。いや、面白い
が怖い、か。「AI/シンギュラリティー」に関係の深い記事ですね、結
局。何らかの結論も、それに繋がりそうな理屈もないように思うけど。


新井紀子先生の本『AI.vs.…』の興味深さは減じないけれど、数日前に
読んだ歴史学者ハラリさんのインタヴュー記事のAIの世界は説得力が
あって強烈でした。シンギュラリティという捉え方ではないものの、か
なり悲観的で、新井先生のなんとかなるんじゃない?」と楽観的な調子
で締められたのと根っこでは結構通じるところが少なくない気はしまし
た。ハラリ先生のものをここに抄録でもすればいいんですが、能力があ
りません・・・。
未来の人間にとっちゃあ暗澹たるもの。気候や環境ともども、たいへん
だなぁ。
この津田さんのものなんか、むしろごくごく近未来の火だねの話だと言

えそう。(トム・クランシーの小説のタイトルみたい)

 

                            <9/26>

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  ずれてばかりだけど・・・

  10/1 「不自由展」再開のようなニュアンスの記事。
  でも、補助金なしでできるものなの? ああ、もめてる。


  ワタシは名古屋に長く住んでいました。河村さんが市長になられた

  ときを覚えてはいますが、誰に投票したのか覚えてません・・・

  今回の発言で相当人望を落とされたんじゃないかと思うがどうか。

 

懐かしいトンボの話

10/1(火)

近所のイオンが安いので、買物に充てる忙しい火曜日です。

そしてそのあとの犬の散歩。日の暮れるのが早くなりました。とっぷり暮れ

てしまうと、柴犬娘のウンコをちゃんと回収するには、懐中電灯が必要にな

るんだろうな。

放置ウンコは夜の散歩者なんだ。


さて、なんと今日も、もう薄暗くなった公園の池のはたを通ると、ツクツク

ボウシが聞こえました。ダブっては聞こえません。一匹だけ。

ギンヤンマの見廻り飛翔も見ました。

10月でっせ。

 

子どものころはどうだったかな。だいたいこんな時期の夕刻に池のはたなん

て歩かなかったろうからな、わからへんね。

8月中だが、こういうふうに薄暗くなると、校庭の上15~25メートルぐ

らいの高さを、たくさんのギンヤンマが次から次へと山のほうへ向かって飛

んでいく。

60-70cmの糸の両端に小さい石や釘などを括りつけ、真中を持ってヤン

マの進行方向を狙って放り上げる。うまくいくと、それを追いかけてしまっ

たギンヤンマが糸に絡まり飛べなくなって落っこちてくる、なんてことがあ

りました。

確率は低かったけれどワタシも時々成功しましたよ。もっとも、捕まえて嬉

しい時間はいたって短くてね、もう帰宅しなきゃいけない時間帯だもんだか

ら、ワタシだけじゃない、ガキどもは怒られるかもしれないと、皆気もそぞ

ろ。さらに暗さが増すと、地面に落ちた仕掛けを探すのも一苦労で、しまい

には放置したまま一人減り二人減りして散り散りに帰途に就くのが常でした

っけ。

いや、この話じゃありません・・・

夕暮れ時には印象深いトンボがいました。カトリヤンマ。

虫好きでない子どもはまず目にすることがない虫だったんじゃないかな。

主に林の中にいたんだろうけど、見たのは薮と外の境目のところや生垣沿い

を徘徊していたやつで、黄昏時に蚊などを捕る。割と大きなトンボで動きも

ふわふわした飛び方の割には素早い。だいたい薄暗いもんだからあまりよく

見えないのね、だから網をつい強く振り回す。で、捕まえてみるとその体は

思いのほかフニャフニャして柔らかく、折れ曲がってしまうことが多かった。

羽が大きめ。腰がとてもくびれているのと、尾の先っぽの二本の突起(なん

というのか知りません、交尾時にメスの頭や首を押さえつける道具でしょう)

が妙に長いというのが特徴。

今でも飛んでいてほしいとは思うんだけれど、もう子供のときの視力はない

から、飛んでいても見えないんじゃないかな。

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もちろんワタシの撮った写真ではありません。ネットで感じの出ている

のを安直に選びました。こんな明るいところで見ることができるトンボ

ではありませんでしたが・・・

懐かしい!

須賀敦子/「ミラノ 霧の風景」

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20190915(*)
須賀敦子/「ミラノ 霧の風景」
 ・遠い霧の匂い
 ・チェデルナのミラノ、私のミラノ
 ・プロシュッティ先生のパスコリ
 ・「ナポリを見て死ね」
 ・セルジョ・モランドの友人たち
 ・ガッティの背中
 ・サクランボと運河とプリアンツァ
 ・マリア・ボット―二の長い旅
 ・きらめく海のトリエステ
 ・鉄道員の家
 ・舞台のうえのヴェネツィア
 ・アントニオの大聖堂
  あとがき
  解説 大庭みな子

  2001年/エッセイ/白水uブックス/新書/(1990単行本)/中古
  (1985/12~1989/6、さる広報誌に連載されたものに加筆修正)

 

このかたのエッセイを手に入れていたのは、ひとえに福岡―動的平衡―伸一
先生のコラムを読んだから。もちろん手に入れてから読むまでには相当時間
がたっています。いつも通り。読む気があるうちにさっさと取りかからなき
ゃいけないということは何十年も前に学習しているつもりですが、ダメです

ねぇ。

 

ヘルニア手術の入院時に持ち込んだのが、まさかのきっかけ。手術の翌日、
恢復に当てている日に開いて少し。その後家に帰ったらカミサンがPCを独
占するものだからまた少し・・・
精神的にわりかし単調、平穏な時間帯でないと読み進むのは難しい読み物
でした。

 

イタリアに行き、イタリア人と結婚し、ミラノに長く住み、夫と死に別れ
る。

文学的と言ってもいい日常を、かなりの時間がたってから、何の衒いもひ
けらかしもなく書き留め始めた、といったふう。
読み始めたら、とっても丁寧な日本語で書かれた、コスモポリタンとでも
いうしかないような、ワタシの持つ「ノーマル」のイメージそのもの。
静かな文章が、呑みやすい薬のように入って来て、イタリアの人名だろう
と地名だろうと、知らなくても特に困ったということはなかった。

 

福岡先生のコラムでした。二つとも付けておきましょう。

(1)

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(2)

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そういったことの上で、ワタシがこの見事なエッセイを好きかというと、実
はよくわかりません。
どの一篇も、長い時間の経過が熟成を生み、あふれ出すようにまとめあげら
れたのではないか。

 

興味が持ちやすかったのは、、、
例えば、やや滑稽味が感じられる「マリア・ボット―二の長い旅」という一
篇なんかは、長ーい時間の経過をふまえて、妙にメンドクサイ人格とその人
生を感じさせられて、面白いという気にはなりました。
あるいは、全体的に詩人の話が多い本で、「鉄道員の家」もそうなんだけれ
ど、後半では、ピエトロ・ジェルミの映画「鉄道員」の話が出てきて、著者
の夫の父親が鉄道員であったこととリンクして、印象的な位置づけをされて
いるのもインパクトがありました。

こんな整った文章って、はたして読んだことあるんだろうかねぇ。
文章は多分好きです。
でも、これも確かに優れた文学である、ということ以外に、“ホレこんなふう
にちゃんと読みましたよ”ということを人に伝える能力はワタシにはないです、
悲しいけど。ひょっとすると、詩が苦手なのに詩のことが多かったからかな。
・・・読書感想文にも、説明にも、ぜんぜんなってませんナ。

佐藤 勝 の世界

20190911(了)
佐藤 勝 の世界
JAPANESE CINEMA MUSIC SERIES
WORKS OF MASARU SATOH Original Motion Picture Soundtracks
 ①.「札幌オリンピック」 大回転/終曲    1972  8:45
 ②.「黒木太郎の愛と冒険」        1977  3:06
 ③.「金環蝕」              1975  2:20
 ④.「忍ぶ糸」              1973  4:06*
 ⑤.「無頼漢」              1970  2:10
 ⑥.「日本沈没」             1973  3:23*
 ⑦.「恍惚の人」             1973  3:21*
 ⑧.「御用金」              1969  2:30*
 ⑨.「湖の琴」              1966  1:57
 ⑩.「メ ス」              1974  3:03
 ⑪.「故 郷」              1972  3:19
 ⑫.「家 族」              1970  2:15
 ⑬.「喜劇・黄綬褒章」          1973  1:38*
 ⑭.「われ一粒の麦なれど」        1964  2:00
 ⑮.「用心棒」              1961  2:28
 ⑯.「戦争と人間」            1970  4:36*
 ⑰.「東雲楼 女の乱」             1994  3:16*
 ⑱.「敦 煌」                 1988  6:10*
 ⑲.「女殺油地獄」             1992  6:12*
 ⑳.「EAST MEETS WEST」          1995  5:05*

   作曲・編曲・指揮:佐藤 勝      *ステレオ収録
   1997/CD/映画音楽/TOHO MUSIC/ポリスター/邦盤/中古
   <★★★△>

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ライナーノーツに長いインタヴューと担当した全作品のリストが載ってまし
て、ほぼ310作品。そのうちの20作品のごく一部が自選として並べられ
ている。音楽本意であって、いわば〈佐藤勝組曲〉だとさ。思い入れの強い
ものと受け取ってみましょう。
ここの曲については、字が小さいですが、もうちょっと細かいデータのペー
ジも貼り付けてみます。出演者が載ってない(年表にはある)のが残念。

でも実は20作のうち、手に入れてみるきっかけになったのは⑧「御用金」。
欲を言えば、のんびりした「雨あがる」も聴いてみたかったんですがね。
ともあれそんな動機。ついでにいくつか面白いものが聴ければ、と。
車中で時々流していました。
いろんなジャンルがならべられていて、抽斗が多いというよりは、何でも面
白そうなものは試してみた、というような風だったな。

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①「札幌オリンピック」;確か観た。太鼓やドラムスをフィーチャーしたあ
とはフラメンコの音楽の‘大回転’。あとは祭典の終わりを、「野生のエルザ」
に似たメロディーを交えて少しメランコリックに。最後は日本映画らしいエ
ンディング。
②「黒木太郎の愛と冒険」;ATGか。知らない。ハーモニカとジャズっぽい
リズムセクションマカロニウエスタン風で安っぽいけれど、流れもある。  
③「金環蝕」;石川達三だから社会派だね。米国の乾いたハードボイルド風。
打楽器に使っている(なんだかわからない)ものの音色が面白い。
④「忍ぶ糸」;文学系メロドラマ、かな。ギターや大正琴(チター?)や尺
八などがいかにも和風な湿気やメランコリーを醸す。
⑤「無頼漢」;ありふれたリズムセクションに琵琶やサックスが絡む。基本
的にはハードボイルドのようですね。脚本は寺山修司ですか。
⑥「日本沈没」;小松左京のアレですよね。本は読みましたよ、確か。映画
は観たような気がしますが覚えてません。まるでゴジラのような古臭さがあ
りますが、だんだん青春ものみたいな薄手のオーケストラサウンドになって、
盛り上がって終わります。
⑦「恍惚の人」;有吉佐和子の本。演じたのは森繁でしたっけ。音楽の感じ
がねぇ、「雨あがる」みたいなのね。
⑧「御用金」;もっと野太い音楽だったような気がしていました。そんなと
ころもあったのかもしれませんが・・・田舎っぽい城下町の感じ。
 学生時代でしてね、金もないくせに結構いろんな映画を観ていました。時
 代劇はむしろ苦手なほうでしたが、『いのちぼうにふろう』とか『心中天
 島』を観て、映画はそこそこだけれど、音楽のほうは痛く気に入りました。
 これらは武満徹。で、そのころ観た『御用金』は骨太な時代物で、上記斬
 新な二作とはまるで違う王道的なものでしたが、音楽にも惹かれ、武満に
 も負けないぞと確か思った。でも、武満への興味にその後はシフトして行
 きましてね、どんどん忘れてしまった。今回たまたま字面を見つけて聴い
 てみたくなったというわけです。気の長い話です。
 やっぱりね、もっともっと重量感のある音楽だったような気がするな。だ
 から、一作につき数分というような集め方のものには、あまり期待しちゃ
 いけない。しょうがないけど、不満足なまんまになりました。
⑨「湖の琴」;水上勉ですか。タイトル知りません。ハープとフルートとい
う黄金の組合せ。バタ臭いような、楚々とした風情のような、どっちともと

れる。
⑩「メ ス」;これはもうかなりバタ臭い。都会のメランコリー。ジャズっ
ぽいものに弦のオブリガート
⑪「故 郷」;はーん、山田洋次さんね。故郷を思わせるものにはなんでも合
う調子ということになりますか。
⑫「家 族」;これも山田洋次で、⑪と共通点がありますが、おっとりラテン
系ないし地中海風味も混じります。
⑬「喜劇・黄綬褒章」;一分半ぐらいじゃわかりません。チターやハーモニ
カ。

⑭「われ一粒の麦なれど」;人情もの的な青春ものでしょうか。歌詞のない
混声合唱が猛烈に古臭い。
⑮「用心棒」;この音楽は覚えてます。このやぼったさが世界の黒澤が所望
した音楽だったのでしょう。どこか人を食った三船のキャラにもよく合って
ました。⑩や⑪⑫などとの違いがめちゃくちゃ大きい。
⑯「戦争と人間」;大長編の映画化にふさわしいスケール感や甘いテーマ
(割と珍しい?)が、しっかり作られている感じ。
⑰「東雲楼 女の乱」;平成に入ってからの音楽で、音質自体が新しいが、
あくまで劇伴音楽風。ハープシコードや何か大型のマンドリンのような音の
の弦楽器が特徴的。
⑱「敦 煌」;井上靖作の映画化。これも⑰同様劇伴風。チターを使ってい
るよう。無理して中国や中央アジアの色を取り込まず、ご自分の感性で作ら
れた音色のようです。
⑲「女殺油地獄」;近松門左衛門もの。平成に入ってからのものですが、こ
のタイトル、知りません。琵琶と大正琴のようなものを駆使してます。音質
は俄然いい。平凡ながら、けっこう気に入りました。
⑳「EAST MEETS WEST」;音を分厚くせずコミカルな味を求めたもののよ
う。中ではバンジョーが特徴的。平成7年で、この20曲では最も新しい作品。

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オーソドックスさからは案外遠いところで、様々に試し試し音楽を付けら
れた、自由な発想が身上の、それでもたたき上げの作曲家だと思います。
また、外国映画の音楽も結構参考にされた気がします。例えば、「札幌オ
リンピック」の①出だしのティンパニ。「アラビアのロレンス」を想起し
ません? こじつけすぎかなぁ。
以前には10数枚の全集っぽいものが出ていたようで、その後ろのほうが、
通販のリストにもちらほら載っていました。まあそこまでこだわる気もあ
りません。これくらいにしておきます。

 

③⑦⑨⑩⑱⑲あたりが気に入りました。楽しかったです。
70年代末から80年代末までがスカッとないのは何かあったかと気になり、裏
の年表を眺めると、確かに作品数が極端に少ない。病気でもされたんでしょ
うかねぇ。

音質は、おしまいの4曲がよろしい。他は、年代的にはいまいちながら、まず
まずだったと思います。

スポーツ系・・・

おととい、きのう、今日のメモで、スポーツものが多かったので、

無難だろうと・・・


日本の野球。ジャイアンツの投手コーチ宮本和知が、原監督と同様、就任
1年目で優勝、第2面にコラムとして紹介されている。
今年のジャイアンツは、これでよく優勝できたもので、選手補強はもちろ
ん効いたとは思うけれど、実際はジャイアンツ以外のチームがよろけてし
まって、結果的にジャイアンツに優勝が転がり込んでしまったということ
ではないか。ワタシャ(もうファンでなくなって長い)ほぼ確信しているネ。
で、その中で、投手コーチはほんとうにたいへんだったはずで、こんなコ

ラムに登場する意義は、大あり!
安心して見ておれたのは、DeNAから移籍して2年目の先発山口投手のみ。
他は投げてみなきゃわからない状態だった。
現在の勝率ったって、5割5分に満たない。MLBで言えば、ワイルドカー

ド争いに加われるかどうかも怪しい。

昨日千秋楽の相撲。大方の期待を裏切って(?)、貴景勝が負け、御嶽海

が優勝。
同期だそうだけれど、見れば貴23歳、御嶽26歳なんやね。
ひょっとすると御嶽海の大関、来場所にもありうる。

卓球、ジャカルタでのアジア選手権で、日本勢は振るわず、張本も準決勝

で敗退。
その記事の中で、彼が、いろいろよくなかったことをあげつらった後、気

になることを漏らした・・・
「中国選手との差は縮まるどころか、広がってしまった」
もっと速い対応が要るんだって。
でもね、かの国はヤル気になれば国を挙げてやっちゃうので、それに比べ

りゃ日本なんてよくやってるよ。
かくいうワタシも高校・大学と卓球をやってましたので、技術的なことで

もいくらかならわかります。今の日本だってずいぶん強くなりましたよ。

むしろ中国はすごすぎ。サーカスの域、シルク・ド・ソレイユ並みだね。

スポーツ選手だって、広く柔らかい世界観や教養を身につけてほしい。焦

らないでほしい。周りはそう思わせてくれないだろうけど。

テニスの大坂ナオミ、日本で勝利。
嬉しそう。このごろ、ヒトの良さが売り。でもいいことだと思うなあ、本

当なら。
日本語、もうちょっとうまくなってほしい・・・時間の問題だろう・・・ 

ワタシ、やっぱりハイチがいい、なんて言い出すんじゃないかと、ふと思

います。

渋野日向子、勝ちましたねえ。国内で2勝、全英女子を制覇してまた国内

で勝って、これで今季4勝目とか。20歳で我が世の春。プロゴルフの世

界じゃあ、ツアー競技でたった1勝することがいかに大変か。
2日目終了時点で8打差あったのを逆転しちゃった。
まあ、トップだった申ジエが落っこっちゃったってこともある。でもまあ、

さすが!という目で見られることになるのはしょうがない。
まだ20歳! 笑顔が時にこわばりがちに見えなくもないが、こんなに早々

に花開いちゃうと大変。。だから今は思いっきり笑ってほしい。
もっとも、ワタシは長いこと不動裕理選手のファンでしてね、20歳ごろ

から勝ち始めて結局50勝以上してしまったんでした。

不美人で笑顔も乏しかった。ワタシはなぜファンになったのかよくわから

んのだが、一般的には人気も上がらなかったなぁ。
シブコなんて愛称はつまらん。米国にでも行くかい?先は長いよ、ヒナコ

ちゃん・・・


スポーツのついでに・・・
昨日、テレビのニュースでも観て知っていました。
沖澤のどかさん、ブザンソンの国際指揮者コンクールで優勝!
スポーツの勝負とはガラッと様相が異なる感覚の世界。
全然知りませんでしたが、いずれNHKがドキュメンタリーでも撮ってくれ

る(んじゃないかと・・・)。

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これはTVで喋っていたんだが、中国のパラスポーツの成績がスゴイ。
パラにも中国は力を入れている。考えてみれば、国民へのアピールにとて

も向いたもの。国家のかたちが違っているからで、なにも気にする必要は

ないのだが、ことはつまるところ、メダルだとかナショナリズムだとかが

どうしても表にでてきがちになって、スポーツの性格が変わってくる、、、

パラリンピックの切符はけっこう売れているようです。

(ホンマかいな・・・)

さてさて、

早起きして、高齢者講習に行きました。ワタシは初めてだけど、そうでな

い方もいらっしゃいました。
昨夜、自転車のカギが見つからず、予定通り徒歩で。25分程度かかった。

それでも近いほうでしょう。腹は減ったが、気分的には落ち着きました。
T自動車学校、略してTMSにて。今日は一人お休みで11人。
休んだ方は、免許更新できるのかな。できないと書いてあったけどな。
①双方向講習
②目の検査(視野、動体視力、明⇒暗の慣れる速さ)
③実地講習

そうそう、講習の料金5100円が先に徴収されたんでした。
二グループに分かれ、ワタシたちは③①②の順で。
車はマツダデミオとかいう。
もう長い間乗っている軽よりはるかに大きく、シートが低い(ヨーロッパ

仕様だって)もんだから、そもそも外が見にくいし、操作もまるで慣れな
い。まあ、縁石に乗り挙げたりはしなかったが、見にくいSTOPを一度

見逃してしまった。スピードはうんと緩めていたものの・・・汗、汗。
視力は年齢としては普通とのこと。
同グループの年長者の運転に感じ入りましたね。バックでぶつけ、S字で

縁石に乗り上げ、左を見ずにかなりのスピードで右折し・・・
もうすぐこうなるんだろうが、それはいつだ!
「高齢者講習修了証明書」なるものをいただき、免許書き替え時には講習

不要だそうな。それだけはありがたい。
上記爺さんにも発行されてました。

「・・・」
ワタシにはもうすぐ書き替えの案内が来るはず。